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水族館魚図鑑-アークティックコッド(Boreogadus saida)

アークティックコッドは北極海近くにも生息する小型のタラの仲間で、北極海近くに生息している大型の生き物にとって貴重な食用として利用されています。

 

 

アークティックコッドについて!

アークティックコッドは30cm程度にまで成長するタラ目タラ科の魚です。

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細長い体をしており、背鰭は3つに分かれています。

食性は動物食性でプランクトンを食べますが、大型の個体は甲殻類も食べるようです。

ロシアでは漁獲されており、食用として利用されているようです。

アークティックコッドは生き物が少ない北極海でアザラシやイルカ、海鳥たちの貴重な食用となっています。

北極海域では晩秋から初冬にかけて産卵が行われています。

 

和名 アークティックコッド
学名 Boreogadus saida
英名 Polar cod
タラ目(Gadiformes)
タラ科(Gadidae)
Boreogadus属(Boreogadus)
分布

北極海

生息環境 表層部

アークティックコッドは北極海やベーリング海やオホーツク海などで見られます。

アークティックコッドは北極海という低温海域に生息しており、もちろん水温が0℃以下になることもあります。

しかし、アークティックコッドは血液の中に「不凍性たんぱく質」を持っているので0℃を下回っても血液が凍って死んでしまうことはないようです。(凝固点を下げているだけなので限度はあると思いますが)

この不凍性たんぱく質を持つ生き物は他にも見つかっており、冷凍食品の品質保持などに活用されているようです。

表層で多く見られるようですが、水深900mでも見られるなど幅広い水深で見られる魚です。

意外なことに汽水域でも見られ大きな群れを作るようで、水温が0℃~4℃くらいの環境を好むようです。

アークティックコッドを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

アークティックコッドを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所となっています。

葛西臨海水族園 大阪海遊館

海遊館の方が大きな個体が展示されていると思われます。

アークティックコッドと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園では北極水槽にてアークティックコッドを展示しています。

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水槽が小さいため、展示されている個体も小さめですが、北極水槽では北極海に生息してる珍しい魚を見ることができます。

地味なのか水槽が小さいのか葛西臨海水族園の中では人が少ない水槽なので、観察しやすいです。

灰色っぽい個体と黒っぽい個体が展示されていました。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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