サザンフィドラーレイはオーストラリアの南部沿岸にのみ生息しているサカタザメの仲間です。
サザンフィドラーレイについて!
サザンフィドラーレイは1.2m以上に成長するガンギエイ目サカタザメ科Trygonorrhina属の魚です。
サザンフィドラーレイは他のサカタザメ科の魚と比べると丸っこい体型をしており、表面は茶褐色の体色に白色の模様が入っています。
サザンフィドラーレイはオーストラリア東部に生息しているイースタンフィドラーレイに似ていますが、模様の違いによって見分けることができます。(イースタンフィドラーレイは目の後ろに△の模様がありますが、サザンフィドラーレイにはありません。)
裏側から見ると上の写真のようになっています。
食性は肉食で底部にいる甲殻類や多毛類を捕食しています。
和名 | サザンフィドラーレイ |
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学名 | Trygonorrhina dumerilii |
英名 | Southern fiddle Ray |
目 | ガンギエイ目(Rhinopristiformes) |
科 | サカタザメ科(Glaucostegidae) |
属 | Trygonorrhina属(Trygonorrhina) |
分布 |
南部オーストラリア沿岸 |
生息環境 | 岩礁 |
サザンフィドラーレイはオーストラリアの南沿岸に生息しています。
繁殖スタイルは胎生で、一度に4~6尾を出産します。
サカタザメの仲間は英語で「guitarfish」と呼ばれていますが、本種は「Southern fiddle Ray」とfiddle(=バイオリン演奏者)という英名が付けられています。
サザンフィドラーレイは漁業で混獲されることがあり、食用として利用されることがあるようです。
サザンフィドラーレイを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
サザンフィドラーレイを展示しているJAZA加入の施設は男鹿水族館とアクアパーク品川のみです。
サザンフィドラーレイとアクアパーク品川
アクアパーク品川ではワンダーチューブ(トンネル水槽)にてサザンフィドラーレイを展示しています。
アクアパークのワンダーチューブと言えば都内で最もエイの展示が充実した水槽で、大人気のノコギリエイ2種、マンヨウマンタなど全部で10種類以上のエイが展示されています。
ワンダーチューブ内ではサザンフィドラーレイは最も小さなエイで、水槽の端の底部に居ることが多いです。
サザンフィドラーレイは展示している施設が少なく、表面の模様が美しいエイなのでアクアパーク品川を訪れた際は是非探してみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。