広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-アンコウ目

水族館魚図鑑-カエルアンコウ(Antennarius striatus)

カエルアンコウは旧和名ではイザリウオと呼ばれていたアンコウの仲間です。

環境により体色を大きく変化させ環境に溶け込み、頭部にある疑似餌を使って餌となる魚や甲殻類をおびき寄せて捕食することで知られてます。

カエルアンコウについて!

 カエルアンコウは最大で20cm以上に成長するアンコウ目カエルアンコウ科カエルアンコウ属の魚です。

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カエルアンコウは環境に合わせて体色を大きく変えることができ、体表は小さな突起が覆われています。

ずんぐりとした体形から分かるように、泳ぐのが苦手で胸鰭を足のように使って海底を歩くように移動することが多いです。

旧和名は「イザリウオ」でしたが差別的な意味が含まれることから2007年に現在の標準和名であるカエルウオに変更されています。

改名する際にカエルアンコウになった理由としてはカエルアンコウを英語で「frogfish」と呼んでいることが由来になっています。

上の三枚の画像のように体色を大きく変えることができます。

個体によっては黒色の斑点が見られることもあります。

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カエルアンコウの頭部にはエスカと呼ばれる疑似餌があり、これを餌のように動かすことで近寄ってきた子魚等を捕食します。

上の動画のように巧みにエスカを操って餌をおびき寄せます。

この様子が漁をする魚⇒「漁り魚」⇒「イザリウオ」と旧和名の由来になっています。

これが足が不自由な方を差別する差別用語として2003年に和名は改名されました。

カエルアンコウの仲間は個体によって色彩の変化が大きく同定が難しいと言われています。

食性は肉食で甲殻類や魚類を捕食しています。

和名カエルアンコウ
学名Antennarius striatus
英名frogfish
アンコウ目(Lophiiformes)
カエルアンコウ科(Antennariidae)
カエルアンコウ属(Antennarius)
分布

世界中の温帯域(東部太平洋を除く)

生息環境砂底、泥底、岩礁

東部太平洋を除く世界中の温帯・熱帯気に生息しており、国内では南日本で見られます。

アンコウ目の魚ですが、水深20m前後の浅い水深に多く見られます。(200mを超える水深から発見された記録もあります。)

カエルアンコウは食用として利用されることはほとんどありませんが、観賞魚として飼育されることがあります。

カエルアンコウを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

カエルアンコウを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

カエルアンコウと伊勢シーパラダイス

伊勢シーパラダイスでは「ふれあい魚館」エリアにてカエルアンコウを展示しています。

※もちろんカエルアンコウは触れません。

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この水槽では1つの水槽で複数のカエルアンコウを展示しています。

少なくとも5尾以上展示されており、個体による模様や色彩の差を見ることができる水槽となっています。

個体数が多いので、疑似餌を操って漁をする姿も見ることができるかもしれません。

カエルアンコウと鳥羽水族館

鳥羽水族館では「へんな生きもの研究所」エリアにてカエルアンコウを展示しています。(2020年10月時点)

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カエルアンコウは寄生虫の多い魚として知られており、上の個体にも寄生虫が寄生しています。

口の部分が大きく膨らんでおり、そこに寄生虫がいます。

寄生虫の名前は「コブトリジイサン」と言い、名前にもびっくりですがなんとこれも展示生物となっています。(ちなみに通称ではなく標準和名です。)

(分かりやすいように寄生虫と言いましたが、正確には甲殻類です。)

へんな生きもの研究所ではカエルアンコウ科ハナオコゼ属のハナオコゼも展示されています。

カエルアンコウを展示している施設の一覧

カエルアンコウを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。

しながわ水族館寺泊水族博物館南知多ビーチランド
碧南水族館志摩マリンランド伊勢シーパラダイス
NIFREL桂浜水族館かごしま水族館
美ら海水族館  

展示している施設は東海・近畿付近に多くあります。

カエルアンコウ属の魚はカエルアンコウの他にオオモンカエルアンコウ、イロカエルアンコウ、クマドリカエルアンコウが展示されていますが、カエルアンコウが最も展示施設が多い種類となっています。


ここまで

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