アメカ・スプレンデンスはメキシコのハリスコ州の限られた場所にのみ生息しているカダヤシの仲間で、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
野生絶滅したと考えられていた時期がありますが、その後、他の個体群が見つかりました。
アメカ・スプレンデンスについて!
アメカ・スプレンデンスは体長8cm程度にまで成長するカダヤシ目Goodeinae科Ameca属の魚です。
アメカ・スプレンデンスはオスとメスで見た目が異なり、上の写真はオスになります。
オスは体側に目立つ模様はなく、尾鰭の黒色で縁が白色になります。
上の個体はメスで、体側に暗色のまだら模様があり、鰭は無色となっています。
メスの尾鰭には暗色の斑点があります。
和名 | アメカ・スプレンデンス |
---|---|
学名 | Ameca splendens |
英名 | Butterfly splitfin |
目 | カダヤシ目(Cyprinodontiformes) |
科 | Goodeinae科(Goodeinae) |
属 | Ameca属(Ameca) |
分布 |
メキシコ ハリスコ州 |
生息環境 | 河川 |
アメカ・スプレンデンスはメキシコのハリスコ州に生息しており、限られて場所でしか見つかっていません。(飼育されている個体が逃げた?のがアメリカのネバダ州で見つかったこともあります。)
野生では生息数が減少しており、限られた地域にしか生息していないためIUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。(一度は野生絶滅したと考えられており、レッドリストでも野生絶滅と評価されていましたが、現在では他の個体群が見つかっています。)
卵胎生で、一度に10匹程度の稚魚を出産しますが、生まれてきた稚魚には哺乳類のような「へその緒」があります。
国外でも観賞魚として飼育されることがあり、ブリードされた個体が流通します。(日本国内ではほとんど流通しません。)
アメカ・スプレンデンスを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アメカ・スプレンデンスを展示しているJAZA加入の施設は東山動物園のみとなっています。
アメカ・スプレンデンスと東山動物園
東山動物園では世界のメダカ館にてアメカ・スプレンデンスを展示しています。
レッドリストで絶滅危惧IA類に指定されている絶滅が危惧されている魚ですが、東山動物園では上のように大量に展示されています。
東山動物園の世界のメダカ館では世界中のメダカはもちろん、世界中のカダヤシ目も展示しています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。