タンチョウは日本で最も一般的なツルで、単にツルと言うと本種の事を指します。
北海道東部に周年生息しており、釧路湿原などを越冬地としています。
目次
タンチョウについて!
タンチョウは全長1.5m近くにまで成長するツル目ツル科ツル属の鳥です。
タンチョウは胴体部分が白色をしており、尾・頸部~喉は黒色、頭頂部は赤色をしています。
「丹」は赤色の意味で、頭頂部の赤色が和名の由来になっています。
食性は雑食で昆虫、爬虫類、甲殻類、貝類、魚類、両生類、植物、果実などを捕食しています。
和名 | タンチョウ |
---|---|
学名 | Grus japonensis |
英名 | Japanese crane |
目 | ツル目(Gruiformes) |
科 | ツル科(Gruidae) |
属 | ツル属(Grus) |
分布 |
日本、中国、朝鮮半島等 |
生息環境 | 湿地等 |
タンチョウは日本、ロシア南東部、中国、朝鮮半島に分布しており、主にアムール川流域で繁殖を行っています。(日本でも繁殖しており、日本で繁殖を行う唯一のツルです。)
湿原、湖沼、河川に生息しています。
繁殖期には縄張りを形成し、枝や草などを使って皿状の巣を作り、1度に1~2個の卵を産みます。
ペアで抱卵を行い、31~36日間の抱卵を経て孵化します。
日本では1920年代に釧路湿地で見つかるまでは絶滅したと考えられていました。(以前はより広範囲に生息していたと考えられています。)
北海道の生息数は1950年代初頭には50羽程度でしたが、2012年以は推定1,500羽程度が生息していると考えられています。
北海道では1964年にタンチョウを道鳥に指定しています。
タンチョウを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
タンチョウを展示しているJAZA加入の施設は34ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
タンチョウと札幌円山動物園
札幌円山動物園では総合水鳥舎にてタンチョウを展示しています。
札幌円山動物園では上のような展示場でタンチョウを展示しており、銀の皿に入った餌を食べていました。
このエリアではタンチョウの他にシュバシコウ、アオサギ、ゴイサギ、ショウジョウトキ、アカツクシガモなどが展示されています。
タンチョウと千葉市動物公園
千葉市動物公園では鳥類・水系ゾーンでタンチョウを展示しています。
千葉市動物公園ではネットで囲われた展示場でタンチョウを見る事がで来ます。
隣にはカモの仲間が多く展示されており、マガモ、ベニバシガモ、ヨシガモ、ツクシガモ、アカハシハジロ、シジュウカラガン、アカツクシガモ、オナガガモ、サカツラガンを見ることができます。
タンチョウと井の頭自然文化園
井の頭自然文化園では本園と分園の両方でタンチョウを展示しています。
本園では上のように自然に近いような展示場でタンチョウを展示しており、クロヅルも一緒に展示されています。
展示されている個体は1羽だけですが、こちらの方がオススメです!
分園ではケージの中で展示されており、複数の個体が展示されています。
ケージの中ですが、本園よりも近い距離で見る事ができます。
タンチョウと東山動物園
東山動物園ではキジ・ツル舎エリアでタンチョウを展示しています。
東山動物園ではツルが並んで展示されているエリアでタンチョウを展示しており、ケージ内で展示されているタンチョウを見る事ができます。
このエリアではアネハヅル、クロヅルが展示されています。
タンチョウを展示している施設の一覧
タンチョウを展示しているJAZA加入の施設は34ヵ所です。
円山動物園 | 旭山動物園 | 釧路市動物園 |
大森山動物園 | 宇都宮動物園 | かみね動物園 |
大宮公園 | 埼玉こども動物公園 | 東武動物公園 |
狭山智光山動物園 | 上野動物園 | 多摩動物公園 |
井の頭自然文化園 | 羽村市動物公園 | 千葉市動物公園 |
横浜金沢動物園 | よこはま動物園 | 葛西臨海水族園 |
富山ファミリーパーク | いしかわ動物園 | 鯖江西山動物園 |
茶臼山動物園 | 日本平動物園 | 豊橋動物園 |
東山動物園 | 京都動物園 | アドベンチャーワールド |
天王寺動物園 | 王子動物園 | 姫路動物園 |
安佐動物公園 | 久留米鳥類センター | 熊本市動植物園 |
平川動物公園 |
タンチョウはツルの中でも展示施設が最も種類です。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。