今回紹介するタテスジトラザメはストライプドキャットシャークとも呼ばれるトラザメ科のサメです。
南アフリカ共和国の沿岸にのみ生息しており、ヒゲトラザメ属という珍しい属の仲間です。
タテスジトラザメについて!
タテスジトラザメは最大1m以上に成長するトラザメの仲間です。
タテスジトラザメという名前ですがどこから見ても横に筋が入っていますよね…
これは魚の縞模様を見る際に口を上にしてから縞模様の方向を判断していたためのようです。
たしかに、タテスジトラザメを釣り上げた時には縦スジに見えますね!
(この判断方法には例外も多くあります…)
よく見るとヒゲが生えているのが分かります!(これがヒゲトラザメ属の特徴になっています)
泳いでいるシーンを見ることができましたが、あまり泳ぎは上手そうではありませんでした。
タテスジトラザメは他の大型のサメの餌として食べられてしまうことも多いようです。
様々な生き物を食べ、甲殻類から小魚、生き物の死骸まで食べるようです。
繁殖スタイルは卵生で、10cmほどの卵から15cmほどの子供サメが出てきます。
和名 | タテスジトラザメ(ストライプドキャットシャーク) |
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学名 | Poroderma africanum |
英名 | pyjama shark , striped catshark |
目 | メジロザメ目(Carcharhiniformes) |
科 | トラザメ科(Scyliorhinidae) |
属 | ヒゲトラザメ属(Poroderma) |
分布 |
南アフリカ沿岸 |
生息環境 | 岩礁 沿岸 |
基本的には水深5mよりも浅い岩礁地帯等で見ることができるようです。
南アフリカの沿岸部にのみ生息しており、多くの個体が集まることも多いようです。
ほとんど食べられておらず、狙って漁獲されることはありませんが、他の魚に混ざって混獲されるようです。(IUCNでは保全状況を準絶滅危惧種として指定しています。)
英名の「striped catshark」はストライプ柄のトラザメという意味になります。
トラザメがcatsharkと呼ばれているのは眼が猫のような目をしていたことが由来のようです。
タテスジトラザメを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
タテジマトラザメを展示している水族館は大洗水族館のみです。
タテジマトラザメと大洗水族館
大洗水族館ではサメの海エリアで展示されています。
この水槽では2匹のタテジマトラザメが展示されています。
他にネックレスカーペットシャーク、スモールスポッテッドキャットシャークなどのサメが展示されていますが、全体的にあまり動きのない水槽です。
私はタイミング良く餌が投下される瞬間を見ることができました。
全然動いてくれなかったタテスジトラザメもこの時は泳いでいるシーンを見せてくれました。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。