水族館魚図鑑-ウチワシュモクザメ(Sphyrna tiburo)

今回紹介するシュモクザメは有名なハンマーヘッドシャークことアカシュモクザメではなく、ウチワシュモクザメ又はボンネットヘッドシャークと呼ばれる小型のシュモクザメについてです!

ウチワという和名がついている通り、頭の部分は小さくウチワのようになっています。

 

 

ウチワシュモクザメについて!

ウチワシュモクザメは最大1.2m程度にまで成長する小型のシュモクザメです。

シュモクザメ科が9種いる中で最小種です。

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アカシュモクザメと比べると白っぽい見た目をしています。

横から見ると特徴的な頭の部分が良く見えないので普通のサメのようにも見えます。(シュモクザメはハンマーの分部の先端にある目の位置が特徴的なのでそこを見ると分かりやすいです)

ボンネットヘッドシャークのボンネットはボンネットという帽子からきているようです。

シュモクザメの中でも頭部のハンマーが小さく、障害物が多い環境でも自由に泳ぐことができます。

これは、他のシュモクザメとの競合を避けるために進化した結果だと言われています。

 

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裏側はこのようになっています。

頭の金槌の部分が小さく、ウチワのように見えることからウチワシュモクザメと呼ばれています。

ウチワシュモクザメは胎生のサメの仲間でも妊娠期間が最も短い種類で、5か月くらいで30cm超くらいの子供を4~10匹程度出産します。

また単為生殖(雌の個体が単独で子を作ること)した記録もあります。

ウチワシュモクザメは海藻を食べる唯一のサメとして知られています

時には腸内容量の半分以上が海藻を占めていることもあるようです。(海藻の他には小魚や甲殻類(特にカニ)を食べているようです。)

 

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正面から見るとこんな感じです。(胸鰭は他のシュモクザメと比べて発達しています。)

身体が小さいこともあり、アカシュモクザメの子供みたいで可愛いです。(アカシュモクザメの子供は小さい頃からハンマー型をしていますが)

ウチワシュモクザメは個体数も多く、米国東部で水揚げされる小型サメの50%程度を占めているようです。

 

和名 ウチワシュモクザメ
学名 Sphyrna tiburo
英名 Bonnethead
メジロザメ目(Carcharhiniformes)
シュモクザメ科(Sphyrnidae)
シュモクザメ属(Sphyrna)
分布

南米・北米大陸の温帯海域沿岸

生息環境  サンゴ礁、湾内、河口域

ウチワシュモクザメは南米・北米大陸の沿岸部に生息しています。

サンゴ礁や湾内、河口域まで幅広くみられ、15頭以下の群れで泳いでいます。

他のシュモクザメと同じく、頭の部分にロレンチーニ器官があり生き物が発する微弱な電気を察知してエサを探したりします。

ウチワシュモクザメを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ウチワシュモクザメを展示している水族館は大洗水族館のみです。

ウチワシュモクザメと大洗水族館

大洗水族館では、サメの海というエリアにて展示されています。

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この水槽では十数種類のサメが展示されているサメの飼育種国内1位の大洗水族館の中でも最も多くのサメの種類を見ることができる水槽です。

小さくてもシュモクザメの仲間なので遊泳力は高く水槽内を泳ぎ回ってガラス面近くを泳ぐことも多いです。

同じ水槽内にアカシュモクザメも展示されているので見比べまで見てください! 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。