広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-ハタ科

水族館魚図鑑-アラ(Niphon spinosus)

九州ではクエの事を「アラ」と地方名で呼ぶことがありますが、本種は標準和名が「アラ」で、全くの別種です。

1m以上に成長する大型種ですが、漁獲されるものは数が少ないうえに小型が中心で味が良い事から高値で取引されています。

 

 

アラについて!

アラは体長1m以上に成長するスズキ目ハタ科アラ属の魚です。

f:id:itsuwalove777:20210107005241j:plain

上の個体はまだまだ小さな個体で、体色は灰色で身体の中央部付近に茶褐色の縦帯が入っています。

成長すると縦帯は消失し、体色は全体的に茶褐色や灰褐色になります。

 

和名 アラ
学名 Niphon spinosus
英名 saw-edged perch
スズキ目(Perciformes)
ハタ科(Serranidae)
アラ属(Niphon)
分布

西部太平洋

生息環境 岩礁

アラは南日本~フィリピンの西部太平洋に一部に生息しています。

アラは水深100m~360m付近に生息しており、大陸棚の斜面に多いようです。

底曳網などで漁獲されたものが食用として利用されますが、漁獲量は少なく特に大型のものは希少です。

味が良い事で知られており、特に大型の個体は非常に高価で取引されます。

アラを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

アラを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

アラと八景島シーパラダイス

八景島シーパラダイスでは未知なる海底谷 深海リウムにてアラを展示しています。

f:id:itsuwalove777:20210107005404j:plain

アラが展示されている水槽は上のようにブルーライトで照らされていますが、深場の魚を展示している水槽にしては明るいので観察しやすい水槽となっています。

この水槽ではアラの他にサクラダイ、アカアマダイ、クダゴンベ、ナガハナダイ、シラコダイ、キンチャクダイ、マツカサウオなどが展示されています。

アラを展示している施設の一覧

アラを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。

男鹿水族館 加茂水族館 しながわ水族館
八景島シーパラダイス 新潟市水族館 三津シーパラダイス
宮津水族館 鳥羽水族館  

鳥羽水族館ではオオクチイシナギが展示されている水槽で一緒に展示されていました。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

-水族館魚図鑑, 水族館魚図鑑-ハタ科