キリンミノはやや小型のミノカサゴの仲間で、観賞魚として飼育されることもあります。
キリンミノについて!
キリンミノは体長20cm程度にまで成長するスズキ目フサカサゴ科ヒメヤマノカミ属の魚です。
キリンミノは他のミノカサゴと同じように赤褐色の縞模様があり、背鰭、尻鰭、尾鰭にも縞模様があります。
背鰭の棘は13本あり、毒を持っています。(毒性の強さはミノカサゴの仲間の中でも最も強力だと言われています。)
胸鰭の上部の軟条が分岐しており、吻端には3対の皮弁があります。
尾柄部には「T」を横にしたような模様があるのが特徴です。
食性は肉食で甲殻類や小型の魚類を展示しています。
和名 | キリンミノ |
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学名 | Dendrochirus zebra |
英名 | Zebra turkeyfish |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | フサカサゴ科(Scorpaenidae) |
属 | ヒメヤマノカミ属(Dendrochirus) |
分布 | インド洋~太平洋西部 |
生息環境 | 岩礁、サンゴ礁 |
キリンミノはインド洋~太平洋西部に生息しており、国内では南日本で見られます。
沿岸部の岩礁やサンゴ礁で見られ、活発に泳ぐことはなく障害物に隠れている事が多いです。
定置網等で漁獲され、沖縄では食用として利用されています。
綺麗な見た目から観賞魚として飼育される事もあります。
キリンミノを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
キリンミノを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
キリンミノと東海大海洋博物館
東海大海洋博物館では「きらきら☆ラグーン」エリアにてキリンミノを展示しています。
東海大海洋博物館では上のように変わった枠に囲まれた水槽でキリンミノを展示しています。
水槽の中は暗く観察しにくいですが、キリンミノが前面に来た時は観察しやすい水槽です。
この水槽ではキリンミノの他にオナガウツボ、トガリエビス、アカマツカサを展示しています。
キリンミノを展示している施設の一覧
キリンミノを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
サンシャイン水族館 | 葛西臨海水族園 | しながわ水族館 |
三津シーパラダイス | 東海大海洋博物館 | 志摩マリンランド |
串本海中公園 | 城崎マリンワールド | 美ら海水族館 |
キリンミノを展示している施設は少なくないですが、展示施設は関東~関西に集中しています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。