オガサワラヨシノボリは2011年に新種記載されたヨシノボリの仲間です。
環境省のレッドリストでは絶滅危機IA種に指定されています。
オガサワラヨシノボリについて!
オガサワラヨシノボリは7cm程度にまで成長するスズキ目ハゼ科ヨシノボリ属の魚です。
体色は黒や褐色で、体に斑紋がある個体もいます。
クロヨシノボリと似ていますが、クロヨシノボリに見られる胸鰭の根元にある三日月状の斑紋が見られないことで見分けることができます。
腹部の鱗や産卵行動の違いにより別種と判明したようです。
裏側には吸盤があり、この吸盤を使って岩に引っ付くことができます。
父島・母島で若干の形態的な差異が見られるようです。
和名 | オガサワラヨシノボリ |
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学名 | Rhinogobius ogasawaraensis |
英名 | |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ハゼ科(Gobiidae) |
属 | ヨシノボリ属(Rhinogobius) |
分布 |
小笠原諸島(父島、母島) |
生息環境 | 河川 |
オガサワラヨシノボリは小笠原諸島(母島、父島)の固有種で上流~中流域で見られます。
小笠原諸島にのみ生息しており、生息地域の開発により生息環境が変化していることから環境省のレッドリスト 絶滅危機IA種に指定されています。
学名は「Rhinogobius ogasawaraensis」と生息地である小笠原の名前が入っています。
オガサワラヨシノボリを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オガサワラヨシノボリを展示しているJAZA加入の施設は すみだ水族館のみとなっています。
水槽内にオガサワラヨシノボリのみで展示されているので観察しやすいです。(見た目が地味で一般の人は興味がないのか常に空いているのでオススメです。)
オガサワラヨシノボリと すみだ水族館
すみだ水族館ではサンゴ礁水槽を抜けた場所でオガサワラヨシノボリを展示しています。
すみだ水族館ではサンゴ礁水槽を抜けた後の場所で展示されており、隣でトウキョウサンショウウオ、ミナミメダカを展示しています。
あまり大きな個体は展示されておらず、小さ目の個体が展示されていました。
大きく成長するとオガサワヨシノボリっぽくなってくるかもしれません。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。