アオヤガラは高級魚で有名なアカヤガラに比べるとやや小型の種類ですが、最大で1m以上に成長する魚です。
食用としても利用されていますが、アカヤガラに比べると味は少し落ちるようです。
アオヤガラについて!
アオヤガラは体長1.5m以上に成長するトゲウオ目ヤガラ科ヤガラ属の魚です。
アオヤガラは吻が尖った特徴的な形状をしており、アカヤガラと比較するとやや青っぽい体色をしています。
興奮した際は黒色になるので、釣りあげた場合は黒っぽくなっている事が多いようです。
アオヤガラは青っぽい体色に矢柄(弓矢のヤジリと羽を除いた棒の部分)のように細長い体が名前の由来になっています。(青矢柄)
形状はアカヤガラに似ていますが、背鰭前方と肛門前方の正中線上に鱗がないことで、アカヤガラと見分けることができます。
特徴的な吻の形状をしており、吸い込むようにして捕食します。
食性は肉食で小型~中型の個体はベラ等の岩場近くの魚が多く、成長するとアジなど中層に多い魚の割合が増えるようです。
和名 | アオヤガラ |
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学名 | Fistularia commersonii |
英名 | Bluespotted cornetfish |
目 | トゲウオ目(Gasterosteiformes) |
科 | ヤガラ科(Fistulariidae) |
属 | ヤガラ属(Fistularia) |
分布 |
インド洋~太平洋 |
生息環境 | 岩礁、サンゴ礁 |
アオヤガラはインド洋~太平洋に生息しており、国内では北海道以南の沿岸部で多く見られます。
岩礁やサンゴ礁など近くの砂地部分でも多いです。
アオヤガラは食用としても利用されていますが、高級魚として扱われているアカヤガラに比べると味の評価はやや落ちるようです。
アオヤガラを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アオヤガラを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
アオヤガラと新江ノ島水族館
新江ノ島水族館ではアオヤガラを展示しています。
新江ノ島水族館では数十cm程度の個体が複数展示されており、上のように仲良く並んで泳いでいます。
この水槽ではアオヤガラの他に、カクレクマノミやイソギンチャク、ヒトデなどが展示されています。
アオヤガラを展示している施設の一覧
アオヤガラを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
鴨川シーワールド | 志摩マリンランド |
JAZA加入の施設ではありませんが、新江ノ島水族館で展示されているのを確認しました。(2020年11月時点)
ヤガラの仲間の中ではヘラヤガラが最も多くの施設で展示されています。
ここまで
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