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水族館甲殻類図鑑-モクズガニ(Eriocheir japonica)

モクズガニは鋏脚にモクズのような毛が生えているのが特徴のカニで、食用としても利用されています。

「モズクガニ」と誤表記される場合も多いです。

 

 

モクズガニについて!

モクズガニは甲幅が8cm程度にまで成長する十脚目イワガニ科モクズガニ属のカニの仲間です。

淡水に生息しているカニとしては大型の種類です。

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モクズガニは濃く褐色の体色をしており、鋏部分は白色になっています。

オスの方が大きな鋏を持つことが多く、毛の量も多いようです。

 

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モクズガニの由来にもなっている鋏の部分を拡大した写真で、モクズガニは英語で「Japanese mitten crab 」と呼ばれています。

「mitten」とは「ミトン(鍋つかみ)」という意味があり、鋏の形状が由来となっています。

食性は雑食で昆虫や子魚、貝類などを捕食しています。

 

和名 モクズガニ
学名 Eriocheir japonica
英名 Japanese mitten crab
十脚目(Decapoda)
イワガニ科(Grapsidae)
モズクガニ属(Eriocheir)
分布

日本、台湾、朝鮮半島東岸等

 

生息環境 河川、水田、河口、海岸

モクズガニは日本、台湾、朝鮮半島東岸等に生息しています。

国内では小笠原諸島を除く日本各地に生息しています。

日本でも食用として利用されており、特に九州では盛んに消費されています。

上海蟹(シナモズクガニ)とは同属異種で、上海蟹は日本に輸入されている他、成長の早い品種が山形や秋田等で養殖されています。

上海蟹は世界中に生息域を広げており、世界の侵略的外来種ワースト100にも挙げられています。

モクズガニを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

モクズガニを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

モクズガニと千歳水族館

千歳水族館ではカイツブリ水槽の近くでモクズガニを展示しています。

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千歳水族館ではモクズガニが単独で展示されており、展示水槽が大きくないので観察しやすい展示となっています。

近くではエゾサンショウウオ、キタサンショウウオ、エゾアカガエル、ニホンザリガニなどを展示しています。

モクズガニを展示している施設の一覧

モクズガニを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。 

小樽水族館 千歳水族館 加茂水族館
井の頭自然文化園 なかがわ水遊園 鴨川シーワールド
さいたま水族館 いしかわ動物園 新潟市水族館
寺泊水族博物館 富士水族館 三津シーパラダイス
のとじま水族館 碧南水族館 京都水族館
須磨水族園 おさかな館 宮島水族館

九州では多く消費されているカニですが、九州の施設では展示されていないようです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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