今回は水族館で展示されている生物の中でも子供から大人まで幅広い層に人気の高いサメ・エイの展示が充実している水族館を紹介していきます!!
関東圏には多くの水族館が存在しており、サメ・エイの展示が充実している水族館もいくつかあるので、サメ・エイを目的に水族館を訪れる方は是非参考にしてみてください!!
執筆時点の情報なので来訪時には展示されていない場合もあります。
目次
アクアパーク大洗のサメ・エイ展示について!
一番に紹介したいのが全国でもサメの飼育種類数トップのアクアワールド大洗です。(正式名称:アクアワールド茨城県大洗水族館) 執筆時点で59種のサメが展示されています。
公式でもサメを前面に推しており、ここでしか見られないようなマイナーで珍しい種類も多く見ることができます!!!
また、サメ以外に水族館としての規模に関しても関東圏で最大級!!東京からも少し時間をかければ水族館+観光を日帰りで行えるくらいの位置にあります!(東京からだと運賃はやや高めですが…)
上の画像は大洗水族館の中でも最大の水槽「出会いの海の大水槽」で、水量は1,300トンもあります。 この水槽の中でも多くのサメ・エイが展示されています!
大洗水族館で展示されているサメの一部を下記に記載します。
エイ飼育種類
アカシュモクザメ、イモリザメ、クロヘリメジロザメ、シマザメ、シマネコザメ、シロシュモクザメ、シロワニ、スポッテドガリーシャーク、スムーズハウンド、テンジクザメ、ドタブカ、ナースシャーク、ニホンヤモリザメ、ノコギリザメ、レモンザメ
サメの展示種類が多すぎるので、今回はほとんど省略しています。 特に外国にしか生息していないようなサメも多く展示されており、ここでしか見られない種類も多いです!
エイ飼育種類
ウシバナトビエイ、コモンサカタザメ、サカタザメ、ジャイアントショベルノーズレイ、ホシエイ
エイの展示種類はあまり多くありませんが、珍しい種類も展示されています!
上記の水槽はクロヘリメジロザメ、シロワニ、ドタブカ、ナースシャーク、レモンザメの5種類が展示されており、大型種がまとめて展示されている水槽です!!
シロワニだけでも6匹が展示されており、悠々と泳ぐシロワニを眺めながらゆっくりと過ごす事もできます!!
また、大洗水族館では2021年6月に日本で初めて生きた状態のシロワニの出産に成功した水族館です!(世界でも5例目)
上の動画で誕生したシロワニの個体が泳ぐ姿を見ることができます!!
サメを推している水族館だけあって、様々な水槽でサメが展示されており、サメ好きにとってはたまらない水族館となっています!!
下の記事では大洗水族館で飼育されているサメについてより詳細に書いているので、興味がある方は是非チェックしてみてください。
東京都のサメ・エイの展示が充実している水族館
東京都には大型の水族館だけでも5つも存在する水族館が存在する都道府県ですが、個人的に最もオススメなのはアクアパーク品川です!!
エンタメ重視の水族館のようにも見えますが、意外と飼育種類も豊富で珍しい種類も多く展示しています!(展示パネルがほとんどない点だけは分かりにくいですが…)
アクアパーク品川について! エイの展示は関東No1!
個人的にはエイに関しては東日本でも最も充実している水族館だと思っています!!(サメに関しても数種類が展示されています。)
アクアパーク品川と言えば上の「ワンダーチューブ」と言われる大型のエイが多く泳ぐトンネル水槽と光と音の素晴らしい演出の中で行われるイルカショーが特に有名な水族館です!
展示されているエイは全て上の水槽で展示されているので、観察しやすいです!
エイ飼育種類
アカエイ、ウシバナトビエイ、オグロオトメエイ、オレンジスポットタンスイエイ、グリーンソーフィッシュ、シノノメサカタザメ、ドワーフソーフィッシュ、トンガリサカタザメ、ナルトビエイ、ナンヨウマンタ、ヒョウモンオトメエイ、フィドラーレイ、マダラエイ、マダラトビエイ、ヤジリエイ、ラージトゥースソーフィッシュ
※関東でアクアパーク品川でのみ展示されている種類は赤字にしています。
展示されている種類は16種類と非常に豊富で、東日本ではここでしか見られない種類も多い東日本のエイの聖地とも言っても過言ではない充実度です!!
種類が多いだけではなく、大型種も多く展示しており、特に関東唯一のナンヨウマンタ、ノコギリエイ(3種)は目玉となっています!!
閉館した油壺マリンパークで展示されていたラージトゥースソーフィッシュがアクアパーク品川に来た事で3種類4匹のノコギリエイが展示されている事になり、国内にいる6匹しかいないノコギリエイのうち4匹がアクアパーク品川のワンダーチューブで泳いでいます!!
ワンダーチューブを訪れた際は是非種類を見分けてみてください!!(ドワーフソーフィッシュは明確に小さいので簡単に見分けられます。)
サメ飼育種類
イヌザメ、エパレットシャーク、サンゴトラザメ、シロボシテンジク、ツマグロ、トラフザメ、ネコザメ、ネムリブカ、ポートジャクソンシャーク、ホーンシャーク
上記の写真はツマグロとメジロザメのツーショット!!(メジロザメは今はいないかも)
アクアパーク品川で展示されているサメの多くがリトルパラダイスにある幅の広い水槽の中で展示されています!(ネコザメの仲間は隠れて休んでいる事も多いです。)
サメは特に大型の種類は展示されていませんが、綺麗な水槽でサンゴ礁にいるカラフルな魚と一緒に泳いでいる姿を観察する事ができます!!
葛西臨海水族園のサメ・エイの展示について! レアなサメの搬入実績が多い!
葛西臨海水族園のサメ・エイの展示は種類・飼育種類ともに充実しているとは言えませんが、国内でもほとんど飼育されない外洋性のサメが搬入される事がある水族館です!!
ここ数年で「アオザメ」、「イタチザメ」、「ヨシキリザメ」と珍しい種類が搬入され、実際に展示されています!!(イタチザメ、ヨシキリザメは子供の個体でしばらく飼育されていました!)
左側がイタチザメ、右側がヨシリキザメの写真です!! 大型の水槽を備えているのでこのようなサメの飼育にも積極的にチャレンジしているので、サメが好きな方は是非定期的にチェックしていただきたい水族館です!!
アオザメに至っては1日のみの展示でした…
サメ飼育種類
アカシュモクザメ、スポッテッドラットフィッシュ、スミツキザメ、ツマグロ、ネコザメ、ノコギリザメ
エイ飼育種類
アカエイ、ウシバナトビエイ、シノノメサカタザメ
上記が常時?展示されているサメ・エイになります。
スポッテッドラットフィッシュは関東では葛西臨海水族園でのみ展示されています! サメっぽくない見た目をしたサメですが、是非観察してみてください! 飛ぶように泳ぐ姿が可愛らしいです。
アカシュモクザメに関しては展示数も多く、シュモクザメ好きには非常にオススメできる水族館です!!(餌やりを観察する事ができるイベントも開催されています!)
大きな水槽で多くシュモクザメが集まってグルグルと泳ぐ姿は迫力があります!!
下の記事では東京都内にある7つの水族館のサメ・エイの展示について紹介しています!!
今回紹介していない施設についても記載しているので、是非チェックしてみてください。
神奈川県のサメ・エイの展示が充実している水族館
神奈川県には八景島シーパラダイス、新江ノ島水族館という入場者数が日本全国でもトップクラスの2つの大きな水族館があります!
そんな2つの水族館のサメ・エイの展示について紹介していきます。
八景島シーパラダイスのサメ・エイの展示について!
八景島シーパラダイスのサメ・エイの展示種類数は関東でもトップクラスで、珍しい種類や大型種などバランスよく展示しています!
アクアミュージアム内にある大型水槽で多くのサメ・エイを展示しています!この水槽でアカシュモクザメ、エイラクブカ、クロトガリザメ、メジロザメ、ツバクロエイ、ホシエイが展示されており、大型種が多めです!
サメ飼育種類
アカシュモクザメ、イヌザメ、エイラクブカ、オオセ、カスザメ、クロトガリザメ、シロワニ、スミツキザメ、ツマグロ、ドチザメ、トラザメ、トラフザメ、ナヌカザメ、ネコザメ、ネムリブカ、フトツノザメ、ホシザメ、メジロザメ
上記が八景島シーパラダイスで展示されているサメの一覧で、多くのサメが展示されているのが分かります!(深場にいるサメを展示している水槽もあります。)
上の画像の左側はシロワニを展示している水槽で、暗い水槽をブルーのライトで照らしていました。 右側の画像は「サンゴ礁を彩る群れの魚たち」の水槽でウミガメやサメ、サンゴ礁の魚達が展示されています!
右側の画像の水槽は上からも見ることができ、水面からサメの背鰭が出ているのを見ることができる事もあります!
最初に紹介した大型水槽ですが、エスカレーターが水槽の中にあり、エスカレーターに乗りながら水槽の中を見ることができるロマンチックな作りになっています!!
エイ飼育種類
アカエイ、ウチワザメ、コモンカスベ、サカタザメ、シビレエイ、ツバクロエイ、トビエイ、ヒラタエイ、ホシエイ、マダラエイ
上記のエイ達が展示されており、エイは2階のエリアで多く展示されています!(赤字で記載している種類は関東で八景島シーパラダイスでのみ展示されています。)
八景島シーパラダイスはサメやエイ以外にも非常に充実した展示を行っている水族館なので、興味がある方は是非訪れてみてください!!
新江ノ島水族館のサメ・エイの展示について!
新江ノ島水族館も非常に人気の高い水族館ですが、サメ・エイの展示はあまり多くありません。
上のブルーのライトで照らされている水槽で新江ノ島水族館で展示されているサメの多くが展示されています!
この水槽にはイヌザメ、ツマグロ、トラフザメ、ネムリブカが展示されています。
サメ飼育種類
イヌザメ、ツマグロ、トラフザメ、ネムリブカ
上記が新江ノ島水族館を訪れた際に見つけたサメです。
上の水槽は館内で最も大型の水槽「相模湾大水槽」です。 この水槽には大型のホシエイが多く展示されており、水槽内を泳ぎ回っている姿を見ることができます!!
エイ飼育種類
アカエイ、ツバクロエイ、ホシエイ
コチラも特別珍しい種類は展示されていませんが、相模湾大水槽の中を悠々と泳ぐホシエイ達はオススメです!!
鴨川シーワールドのサメ・エイの展示について!
鴨川シーワールドは関東内でも大規模な水族館で飼育種類も充実しています!
特別に珍しい種類はあまり多くありませんが、サメ・エイの展示種類数は多いです!
上の画像は個人的にオススメなホシエイのアルビノ個体です!
鴨川シーワールドは広い敷地内に様々な展示エリアがありますが、サメ・エイが展示されているのは「エコアクアローム」、「トロピカルアイランド」という2つのエリアです!
サメ飼育種類
イヌザメ、オオセ、オオテンジクザメ、ツマグロ、ドチザメ、トラザメ、トラフザメ、ネコザメ、ノコギリザメ、ヒゲツノザメ、メジロザメ
エイ飼育種類
アカエイ、ウシバナトビエイ、ヒョウモンオトメエイ、ホシエイ、マダラエイ、ヤッコエイ
上記が鴨川シーワールドで展示されているサメ・エイで、赤字で記載している種類は関東では鴨川シーワールドでのみ展示されています。
特に上の画像のトロピカルアイランドの無限の海水槽では大型のサメ・エイが展示されています!!
深さ7.5mもある巨大な水槽の中で悠々と泳ぐサメ・エイ・魚達を見ることができ、照明も明るいので観察しやすいオススメの水槽です!!
鴨川シーワールドでは上の画像のように餌を与える様子を観察する事ができるフィーディングタイムというイベントも実施されています。 ダイバーさんから直接貝を与えられるエイなどを見ることができます!!
下の記事では当日のトロピカルアイランドのフィーディングタイムのスケジュールも確認する事もできます。
https://www.kamogawa-seaworld.jp/facilities/area/tropical_island/
下記の記事ではサメ・エイを多く展示しているトロピカルアイランドエリアについて紹介しています。 興味がある方は是非チェックしてみてください。
おまけ:京急油壺マリンパーク(閉館)
最後に紹介するのは2021年9月30日に閉館した京急油壺マリンパークです。
閉館の1年ほど前に訪れましたが、県内の新しくできた八景島シーパラダイス、新江ノ島水族館と比べると古さは感じましたがレトロな雰囲気で人の少なく非常に好みの水族館でした!
今回はそんな京急油壺マリンパークのサメ・エイ飼育を紹介していきます!!
本館を入って最初の水槽でチョウザメ達が迎えてくれました!!
チョウザメ飼育種類
シベリアチョウザメ、シロチョウザメ、ミズウミチョウザメ
上記の3種類のチョウザメが同じ水槽内で展示されており、関東でチョウザメを見ることができる数少ない水族館でした。
京急油壺マリンパーク最大の水槽は上のような360°を1周するドーナツ型の水槽で、この水槽で多くのサメが展示されていました!!
水槽の前を1周ぐるっと回ることができ、サメについて歩くこともできる良い水槽でした!!
サメ飼育種類
オオメジロザメ、シロワニ、ドチザメ、トラザメ、ナヌカザメ、ネムリブカ、メジロザメ、レモンザメ
オオメジロザメ、シロワニ、レモンザメといった大型のサメがドーナツ型水槽で一緒に泳ぐ姿は迫力がありました!
エイ飼育種類
ラージトゥースソーフィッシュ
ラージトゥースソーフィッシュというノコギリエイの仲間もこの水槽の中に展示されています!
大型種や珍しい種類も展示されていたことからサメ・エイが好きな人には人気の高い水族館でした!!
ここまで関東にある水族館からサメ・エイの展示が充実した水族館を紹介していきました!
それぞれの水族館に特色があるので、興味がある種類や水槽が展示されている水族館を訪れてみてください!!
関東圏は電車での交通網が発達しているので、どの施設も関東出発なら電車で日帰り可能だと思います!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。