キホウボウは深い水深に生息するホウボウの仲間で名前の通り黄色っぽいスリムなホウボウです。
キホウボウについて!
キホウボウは20cm程度まで成長するスズキ目キホウボウ科キホウボウ属の魚です。
体の色は褐色〜黄褐色で、体の表面には迷路のような模様があります。
吻から2本の突起が伸びており、下顎には髭があります。
胸鰭から左右それぞれ2本ずつ足のようなものが生えており、海底を歩くように移動します。
底部にいる甲殻類等を2本の突起を使って掘り起こして食べます。
横から見ると下顎のヒゲと胸鰭から生える足のようなものが観察できます。
この足で海底を歩くこともできます。
和名 | キホウボウ |
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学名 | Peristedion orientale |
英名 | Armored searobin |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | キホウボウ科(Peristediidae) |
属 | キホウボウ属(Peristedion) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | 深海 |
国内では南日本の水深100m〜500mまでの水深の深い場所で見られます。
生息数も多く、底引き網で漁獲されることも多いようですが一般的には食用としては利用されていません。
食べる場合は干物や唐揚げで食べると良いようです。
英名の「Armored searobin 」は装甲を持つホウボウという意味になります。
キホウボウを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
キホウボウを展示しているJAZA加入の施設は7ヶ所となります。
福島海洋科学館 | 大洗水族館 | 葛西臨海水族園 |
八景島シーパラダイス | 三津シーパラダイス | 名古屋港水族館 |
かごしま水族館 |
キホウボウと大洗水族館
大洗水族館では深海魚を展示しているエリアにてキホウボウを展示しています。
私が訪れた際は小さなプラケースに隔離されていたので観察しやすかったです。
水槽の中層にプラケースがあったので下からも見ることができました。
隣の水槽ではキアンコウが展示されており、大洗では毎年アンコウ祭りを開催するなどアンコウの産地としても有名です!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。