水族館魚図鑑-コモリザメ(Ginglymostoma cirratum)

今回紹介するコモリザメはナースシャークと呼ばれることもある卵胎生のサメです。

卵胎生であることから、ナースシャークと呼ばれているようです。

※卵胎生とは、卵を身体の中で育てて大きくなると出産する繁殖スタイルです。

 

 

コモリザメについて!

コモリザメは最大で3mを超えることもあるサメです。

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コモリザメはダイバーの方の間では特に知名度の高いサメです。

口は下についており、身体の1/4ほどを占める長い尻尾が特徴です。

性格が温厚で大人しいため、一緒に泳ぐことができるサメとしても知られています。(とはいえ、生き物ですので絶対に安全と言うわけではなく噛まれた事例も存在します。)

胎児は12週間ほど卵で、半年くらい妊娠後に出産します。

約30匹の子供を一度に出産します。(次の出産は2年後以降)

 

外見は水族館でも人気の高いトラフザメに似ています。

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これはトラフザメです。

コモリザメはトラフザメやジンベイザメが属するオオテンジクザメ属の仲間に近い仲間だと言われています。

ちなみに、トラフザメは卵生です。

 

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コモリザメは夜行性で昼間は上のように小さな群れになって休んでいるようです。

夜になると単独で餌を探して動き回り、海底にいるエサを捕食します。

身体の形状から、海底付近のエサを食べるように下に口がついており甲殻類などを主に食べます。

獲物の大きさは20cm以下のイサキの仲間が多いようです。

休む場所は岩の隙間や岩棚の下で、毎日特定の場所に戻って来るようです。

 

和名 コモリザメ(ナースシャーク)
学名 Ginglymostoma cirratum
英名 Nurse shark
テンジクザメ目(Orectolobiformes)
コモリザメ科(Ginglymostomatidae)
コモリザメ属(Ginglymostoma)
分布

大西洋の温帯の沿岸部

生息環境  サンゴ礁、マングローブ周辺

英名の「Nurse shark」は、お腹の中で卵を産んで少し成長するまで育ててから出産する生態が由来となっています。

和名のコモリザメも同じような由来になります。

動きが遅いこともあり、一部では漁業の対象として漁獲され、皮や肉、肝油が利用されるようです。

このことから南米周辺の個体群は絶滅の危険が高く一部の地域では絶滅している可能性もあるようです。

コモリザメを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

コモリザメを展示しているJAZA加入の施設は5ヶ所あります。

大洗水族館 志摩マリンランド 須磨水族園
しまね海洋館 海の中道水族館  

 

コモリザメと大洗水族館

大洗水族館では、サメの海エリアに展示されています。

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この水槽は国内で最もサメの展示種類数が多い大洗水族館の水槽の中でも大型のサメが多く展示されている水槽です。

シロワニ、レモンザメ、クロヘリメジロザメ、ドタブカが一緒に展示されています。

他のサメが中層や上層を泳いでいるのに比べ、基本的に底でじっとしているので簡単に見つけることができます!

コモリザメは夜行性ですが、個体数も多く展示されているので何度か見ていると泳いでいる姿を見ることができます。

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サメの海に上がるエスカレーターから見上げるとコモリザメの裏側を見ることができるかもしれません。

下からのシルエットなら完全にトラフザメです…

複数のシロワニを展示している大洗水族館でも迫力のある水槽ですが、目線を底部に向けてみてください!

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。