セマルハコガメは日本でもペットとして飼育されることがある種類です。
日本の石垣島や西表島にも生息していますが、天然記念物に指定されています。(ペットとして流通しているのは中国・台湾産のブリード個体です。)
セマルハコガメについて!
セマルハコガメは甲羅長20cm程度にまで成長するカメ目イシガメ科ハコガメ属のカメです。
セマルハコガメは高い背甲を持ち、発達した蝶番を持っており、頭、足、尾を甲羅の中に完全に隠すことができます。
背甲は赤褐色、黒褐色をしており、腹甲は黒色をしています。
背甲の模様も個体差があり、橙色の斑点が濃く出ている個体が評価が高いようです。
食性は雑食で昆虫、貝類、果実などを捕食しています。
和名 | セマルハコガメ |
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学名 | Cuora flavomarginata |
英名 | Yellow-margined box turtle |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | イシガメ科(Geoemydidae) |
属 | ハコガメ属(Cuora) |
分布 | 北太平洋、ベーリング海 |
生息環境 |
中国南部、台湾、日本 |
セマエルハコガメは中国南部、台湾、日本に分布しています。
2亜種に分けられており、
・チュウゴクセマルハコガメ
中国(河南省、江西省、江蘇省、湖南省、湖北省、福建省など)、台湾
・ヤエヤマセマルハコガメ
石垣島、西表島固有種
となっています。
中国の個体は標高800~950m付近、日本の個体は400m以下の広葉樹林、広葉樹林内を流れる小川の周辺、湿原など湿度が高い環境を好みます。
日本でもペットとして飼育される事がありますが、流通するのはチュウゴクセマルハコガメです。(ヤエヤマセマルハコガメは天然記念物に登録されているため)
ヤエヤマセマルハコガメは密漁の対象になり、生息数の減少しています。(台湾、中国の個体も生息数が減少しています。)
中国では食用や薬品の原料としても利用されているようです。
セマルハコガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
セマルハコガメを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
セマルハコガメと東山動物園
東山動物園では自然動物館にてセマルハコガメを展示しています。
東山動物園では上のように小さな個体が展示されていました。
自然動物館の2階では爬虫類・両生類を多く展示しており、大型種から小型種まで幅広く展示しています。
セマルハコガメを展示している施設の一覧
セマルハコガメを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
登別ニクス | 八木山動物公園 | 埼玉こども動物公園 |
狭山智光山動物園 | 上野動物園 | 大島公園 |
足立区生物園 | 日本平動物園 | 東山動物園 |
京都動物園 | 王子動物園 | とべ動物園 |
長崎バイオパーク | フェニックス動物園 | 平川動物公園 |
沖縄こどもの国 | ネオパークオキナワ |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。