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水族館魚図鑑-ブルーギル(Lepomis macrochirus)

ブルーギルは北米大陸原産のサンフィッシュ科の魚で、現在では日本各地で見られます。

最初は食用として利用するために移入されましたが、生態に悪影響をあたえる事から特定外来生物に指定されています。(生きたままの運搬や飼育は禁止されています。)

ブラックバス釣りなどで外道として釣れる魚で、単純に「ギル」と呼ばれる事が多いです。

 

 

ブルーギルについて!

ブルーギルは最大40cm近くまで成長するスズキ目サンフィッシュ科ブルーギル属の魚です。

日本では20m程度で成長が止まる個体が多いようです。

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ブルーギルは体側に10本程度の縞模様があり、胸鰭基部の上方に黒色の斑点があります。

オスとメスで外見が異なり、オスは繁殖期になると胸部や腹部が橙色になります。

ブルーギルとは「青色の鰓」という意味で、 オスの鰓の後方が青っぽくなるのが名前の由来です。

 

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ブラックバスに比べると体長に対して体高が高く、同じサンフィッシュ科のブラックバスに比べると遊泳力はやや弱いようです。

食性は肉食で昆虫や魚類、甲殻類等を捕食しています。

 

和名 ブルーギル
学名 Lepomis macrochirus
英名 Bluegill
スズキ目(Perciformes)
サンフィッシュ科(Centrarchidae)
ブルーギル属(Lepomis)
分布

北米大陸

生息環境 河川、湖沼

ブルーギルは北米大陸原産の魚で、日本にも1960年代以降に移入されたものが全国各地で見られます。(アフリカや韓国、アジア、ハワイなどにも移入されているようです。)

1960年に当時の皇太子明仁親王がシカゴ市長から寄贈された15匹を日本に持ち帰り、研究後に静岡県伊東市の一碧湖に放流されたのが最初です。

最初は食用にするために持ち込まれましたが、国内では一般的に食用として利用されることはありません

幅広い環境で見られ、水質が悪い環境にも適応するため、水路、池、沼、河川、河口まで様々な環境で見られます。

日本では天敵がおらず、オスが卵や稚魚の保護を追い払うため、急速に個体数が増える事が原因で、生息ている魚類のほとんどがブルーギルやブラックバスという場所も増えています。

日本の生態系に大きな影響を及ぼすことから、各地自体でブラックバスと並んで駆除の対象とされています。

日本の多くの池や沼、河川で見られますが、釣りの対象魚となることはほとんどなく、バス釣り等の外道として釣られることが多いです。

特定外来生物に指定されており、生きたままの移動や飼育を禁止しています。(水族館や研究機関では許可をとって飼育しています。)

ブルーギルを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ブルーギルを展示しているJAZA加入の施設は14ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ブルーギルと鳥羽水族館

鳥羽水族館では日本の川エリアにてブルーギルを展示しています。

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このエリアでは名前の通り、日本の河川で見られる淡水魚を展示しているエリアです。

ブルーギルのような外来種も展示しており、別の水槽ではカルムチーも展示されていました。

ブルーギルを展示している施設の一覧

ブルーギルを展示しているJAZA加入の施設は14ヵ所です。

いなわしろカワセミ館 井の頭文化園 さいたま水族館
葛西臨海水族園 いしかわ動物園 新潟市水族館
富士水族館 碧南水族館 琵琶湖博物館
鳥羽水族館 須磨水族園 姫路水族館
おさかな館 熊本市動植物園  

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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