鳥羽水族館の極地の海では寒く厳しい環境に生息している生物を展示しているエリアで、展示種類は4種類だけですが、大型種が展示されているエリアです。
鳥羽水族館の極地の海について
極地の海エリアでは珍しい種類が多く展示されており、厳しい環境に適応した変わった種類を見ることができます。
エリアには水槽が少ないですが、上の写真のように大型の水槽が設置されており、閲覧するスペースも広めにとってあります。
上の写真はバイカルアザラシが展示されている水槽で、どの水槽もクリアで観察しやすい水槽となっています。
このエリアで最も人気な動物はラッコで、常に多くの人が水槽の前で観察していました。
極地の海に展示されている生物
展示されている生き物は4種類だけなので全ての種類を紹介していきます!
上の写真は白と黒のツートンカラーが特徴的なイロワケイルカという種類で、鳥羽水族館の他には仙台うみの社水族館で展示されているのみとなっています。
白と黒のカラーリングからパンダイルカと呼ばれる事もあります。
体型はカマイルカやバンドウイルカなど暖かい地域に生息しているイルカよりもずんぐりとした体型をしていますが、生息地では活発に活動する姿も見られるようです。
水槽でも元気に泳ぎ回っており、じっとしていませんが、目の前を通る頻度も高いので観察しやすいと思います!
上の写真は石を使って貝を割って捕食する姿が有名なラッコです。
かつては多くの水族館で飼育されていた動物ですが、現在では日本国内では4頭しか展示されていません。
鳥羽水族館では唯一2頭を飼育している施設ですが、どちらもメスの個体です。
最盛期には100頭以上が飼育されていましたが、累代飼育が上手くいかず、絶滅危惧種に指定されており野生個体の導入も期待できない状態です。
上の写真の丸々と太ったアザラシはバイカルアザラシというバイカル湖に生息しているアザラシで、アザラシの中で唯一淡水に生息している種類です。
バイカル湖に封じ込められた事で独自の進化を遂げた種類で、世界一深い湖であるバイカル湖に対応したためか約20分という長い潜水が可能です。
鳥羽水族館では多くのバイカルアザラシ達が展示されており、水槽の中をのんびりと泳いでいる姿は見ていて癒されます!
上の写真はクリオネという有名な生物で、正式名称はハダカカメガイで、氷上の天使と呼ばれる事もあります。
小さな水槽の中で多くのクリオネが展示されていますが、クリオネは意外と小さいので以外と観察するのが難しいです!(私が訪れた際はクリオネの水槽の前に人がいた事がなかったので、他の哺乳類達と比べると人気がないのかも??)
天使のような可愛らしい見た目をしていますが、プランクトンを捕食する際には恐ろしい姿を見せる事でも知られています…
極地の海エリアは展示種類は4種類と少ないですが、珍しい種類が多い人気のエリアとなっています!
特にラッコは3施設、イロワケイルカは2施設でしか飼育されていない珍しい動物です!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。