ビルマホシガメはミャンマーに分布しているリクガメの仲間で、日本ではペットとして飼育される事があります。
IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
ビルマホシガメについて!
ビルマホシガメは甲羅長25cm程度にまで成長するカメ目リクガメ科リクガメ属のカメです。
ビルマホシガメ椎甲板・肋甲板ごとに黄色の放射状の模様があり、これが星のように見えた事がビルマホシガメの名前の由来になっています。(ビルマはミャンマーの旧国名)
背甲はドーム状に盛り上がり、背甲の上は平坦になっています。
インドホシガメと似ていますが、インドホシガメの腹甲が黄色の放射状の模様があるのに比べ、ビルマホシガメの腹甲は放射状の模様が無い事で見分けることができます。
上顎の先端は3又に分かれています。
食性は草食でキノコや草などを捕食しています。
和名 | ビルマホシガメ |
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学名 | Geochelone platynota |
英名 | Burmese star tortoise |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | リクガメ科(Testudinidae) |
属 | リクガメ属(Geochelone) |
分布 | ミャンマー中部、西部 |
生息環境 | 森林 |
ビルマホシガメはミャンマーの中部・西部に分布しています。(以前は南部でも見られましたが、現在は絶滅したと考えられています。)
生息環境の開発や食用・ペットとして利用するために乱獲されたことにより生息数は激減し、2000年以降に野生下では絶滅したと考えられています。
その後、飼育個体を繁殖させて保護区内に再導入が進められており、保護区内での繁殖も確認されているようです。
日本ではペットとして飼育される事があり、ミャンマーからの正規輸入の個体と他国の飼育繁殖個体が流通しているようです。
ビルマホシガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ビルマホシガメを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ビルマホシガメと東山動物園
東山動物園では自然動物館の2Fでビルマホシガメを展示しています。
東山動物園ではガラス越しにビルマホシガメを見ることができ、ガラスもケース内も綺麗なため観察しやすい展示になっています。
東山動物園ではビルマホシガメの他にアルダブラゾウガメ、ギリシャリクガメ、インドホシガメ、パンケーキガメ、ムツアシガメ、アカアシガメなどリクガメの仲間が多く展示されています。
ビルマホシガメを展示している施設の一覧
ビルマホシガメを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
埼玉こども動物公園 | 上野動物園 | 羽村市動物公園 |
サンシャイン水族館 | 茶臼山動物園 | 東山動物園 |
須磨水族園 | おさかな館 | 九十九島動植物園 |
ビルマホシガメはインドホシガメよりも個体数が少なく、展示している施設は少ないです。(インドホシガメは40ヵ所)
ここまで
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