水族館魚図鑑-タコ

水族館魚図鑑-ヒョウモンダコ(Hapalochlaena fasciata)

ヒョウモンダコは沿岸部の岩礁地帯でも見られる有毒のタコという事で夏にはニュースになる事もある種類で、元々は小笠原諸島や南西諸島など暖かい海域に生息している種類ですが、海水温の上昇によって目撃される地域が広くなっています。

唾液・筋肉・体表にフグの毒と同じテトロドトキシンを含んでおり、危険を感じると毒性の唾液を吐いたり、噛みついて注入します。(海外ではヒョウモンダコの仲間による死亡例もあります。)


ヒョウモンダコについて!

ヒョウモンダコは体長10cm程度に成長するタコ目(八腕目)マダコ科ヒョウモンダコ属のタコの仲間です。

ヒョウモンダコは通常時は上の写真のように地味な灰褐色や茶褐色の体色に斑点がある見た目をしています。興奮すると瑠璃色の斑点を発して自分が毒を持つ生物である事をアピールして身を守ります。

以前までは毒は唾液にのみ含まれると考えられていましたが、近年になって筋肉・体表にもテトロドトキシンが含まれている事が分かりました。

裏側は他のタコと同じようになっており、主に甲殻類を捕食しています。(甲殻類にはテトロドトキシンは効果がありませんが、唾液に含まれるハパロトキシンという毒が甲殻類の動きを止める役割を果たします)

毒に頼っているためか、他のタコと比べると吸盤は小さいです。 毒で身を守っているためか、スミを蓄えている墨汁嚢も退化しています。

甲殻類を襲う際に毒をまき散らす事で獲物の動きを鈍らせてから襲うと言われています。

上のツイートは長崎ペンギン水族館のものですが、興奮すると上の写真のような模様になります。 この際の模様がヒョウ柄に見える事が和名の由来となっています。

メスは産卵した50個程度の卵を餌も獲らずに約半年間も守り、卵の孵化と共に力尽きてしまうそうです。

和名ヒョウモンダコ
学名Hapalochlaena fasciata
英名Blue-ringed octopus
タコ目(Octopoda)
マダコ科(Octopodidae)
ヒョウモンダコ属(Hapalochlaena)
分布小笠原諸島・南西諸島~オーストラリア
生息環境岩礁、サンゴ礁、

ヒョウモンダコは小笠原諸島・南西諸島~オーストラリアに生息しています。(近年では本州でも多く見られるようになっています。)

ヒョウモンダコ属は4種類が確認されており、日本に生息しているのは「 Hapalochlaena fasciata 」のみで、日本でヒョウモンダコというと本種を指しています。

稀に観賞魚として飼育される事があります。

ヒョウモンダコを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

ヒョウモンダコを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ヒョウモンダコと志摩マリンランド(閉館)

既に閉館していますが、志摩マリンランドではヒョウモンダコが展示されていました。

上の写真のような小さなケースの中でヒョウモンダコが展示されており、同じ水槽内にはケブカイセエビ、オニオコゼが展示されていました。(ヒョウモンダコは上の写真のように隔離されています。)

志摩マリンランドは既に閉館してしまった施設ですが、面白い種類が多く展示されている施設でした。

ヒョウモンダコを展示している施設の一覧

ヒョウモンダコを展示しているJAZA加入の施設は下記の施設となります。

八景島シーパラダイス鳥羽水族館    


ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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