トゲヨウジは30cm程度にまで成長する大型のヨウジウオ科の魚で、他のヨウジウオ科と比べると体が太いです。
トゲヨウジについて!
トゲヨウジは体長30cm近くまで成長するトゲウオ目ヨウジウオ科トゲヨウジ属の魚です。
トゲヨウジの体色は周囲の色に合わせて変化するため、個体差が大きいです。
吻は突き出た形状になっており、 吻の先端は他のヵ所よりもやや太くなっています。
尾の先端はやや丸まっており、尾を使って海藻などにしがみつくことができます。
大きな体に小さな鰭で泳ぐトゲヨウジ#トゲヨウジ pic.twitter.com/1tJj0MGa5s
— 五和@動物系ブログ運営中 (@BfngVpdKPA11in5) 2020年12月7日
不思議な体型をしていますが、主に背鰭を動かすことで泳ぐことができます。(明らかに泳ぐのには不向きな形状をしています…)
食性は肉食でプランクトンを捕食しています。
和名 | トゲヨウジ |
---|---|
学名 | Syngnathoides biaculeatus |
英名 | Alligator pipefish |
目 | トゲウオ目(Syngnathiformes) |
科 | ヨウジウオ科(Syngnathidae) |
属 | トゲヨウジ属(Siganus) |
分布 |
インド洋~太平洋 |
生息環境 | 岩礁、サンゴ礁、藻場 |
トゲヨウジはインド洋~太平洋の熱帯~亜熱帯域に生息しており、国内では茨城県以南の太平洋側、琉球列島などで見られます。
水深10m以浅のサンゴ礁や藻場などで見られ、遊泳力は高くないですが流れ藻について沖合まで流されることもあります。
子育てをするためか、オスの方がメスよりも大きくなります。
他の多くのヨウジウオ科の魚と同じように育児嚢を持ち、メスがオスの腹部に産卵し、オスが卵の保護・出産を行います。
トゲヨウジを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
トゲヨウジを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
トゲヨウジと伊勢シーパラダイス
伊勢シーパラダイスでは「タツノオトシゴのくに」にてトゲヨウジを展示します。
伊勢シーパラダイスでは他のヨウジウオ科の魚と一緒にトゲヨウジを展示しており、他の種類と比べて体が大きいので見分けやすいです。
伊勢シーパラダイスの「タツノオトシゴのくに」エリアでは10種類前後のタツノオトシゴを展示しており、珍しい種類も多いのでタツノオトシゴが好きな方は訪れてみてください!
トゲヨウジと志摩マリンランド
志摩マリンランドではサンゴ礁の魚エリアにてトゲヨウジを展示しています。
この水槽では大きなトゲヨウジが複数展示されており、水槽内を活発に泳ぎ回る姿を見ることができました。
この水槽ではオイランヨウジ、イシヨウジ、ヨウジウオを展示しています。
トゲヨウジを展示している施設の一覧
トゲヨウジを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
三津シーパラダイス | 鳥羽水族館 | 志摩マリンランド |
伊勢シーパラダイス | NIFREL |
トゲヨウジを展示している施設は偏っており、近畿以西が多いです。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。