アフリカチヌは英名をそのまま読んだコモンツーバンデッドシーブリームと呼ばれることもあるタイの仲間です。
アフリカチヌについて!
アフリカチヌは45cm程度にまで成長するスズキ目タイ科Diplodus属の魚です。
アフリカチヌは銀灰色の体色に鰓蓋の上部と尾柄部付近に黒色の斑点があります。
食性は肉食で甲殻類や軟体動物等を捕食しています。
和名 | アフリカチヌ |
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学名 | Diplodus vulgaris |
英名 | Common two-banded seabream |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | タイ科(Sparidae) |
属 | Diplodus属(Diplodus) |
分布 |
東部大西洋、地中海 |
生息環境 | 岩礁 |
アフリカチヌは東部大西洋、地中海、黒海の岩場、海藻域に多く見られます。
表層付近から30mくらいの水深に多いですが、100mを超える水深で見つかることもあります。
地域によって差異がありますが、10月~1月に産卵します。
群れを作って生活しており、他の魚も混ざってグループを作ることもあります。
現地では漁業の対象となり、食用としても利用されています。
釣りの対象魚ともなっており、何でも食べるため様々な餌で狙われます。
アフリカチヌを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アフリカチヌを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみです。(JAZAに記載はありません。)
大西洋、地中海に生息していることもあり展示している水族館は少ないです。
Diplodus属で唯一国内で展示されている種類になります。
アフリカチヌと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では世界の海エリアの南アフリカ沿岸水槽にてアフリカチヌを展示しています。
英名をそのまま読んだコモンツーバンデッドシーブリームという名前で展示されています。
この水槽ではアフリカチヌの他に ロックサッカー、レッドフィンガーズ、バードフィンガーフィン、ツートンフィンガーフィン、スーパークリップフィッシュを展示しています。(2020年9月時点)
アフリカチヌとタカノハダイ科のレッドフィンガーズ、バードフィンガーズ以外は岩に隠れている事が多く姿を見れないことが多いです。
アフリカチヌは全面で泳ぎ回っているので観察しやすいです。
この水槽では魚の他に様々なイソギンチャクが展示されているので、そちらも見てみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。