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水族館魚図鑑-アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)

アカオビハナダイはスミレナガハナダイに似たナガハナダイの仲間で、観賞魚として流通する他に水族館でも展示されています。

 

 

アカオビハナダイについて!

アカオビハナダイは12cmにまで成長するスズキ目ハタ科ナガハナダイ属の魚です。

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体色はピンクやオレンジ色をしており、オスの個体は上のように体側の中央部付近に赤色の斑紋があります。

オスの個体は背鰭の上端、下端、腹鰭の先端、尻鰭の先端が糸状に変化してヒラヒラとしています。

本種はクマソハナダイという種類と非常に酷似しており、側線下方横列鱗数がアカオビハナダイは16~17なのに対し、ケラマハナダイは18~19なので見分けることができます。

オスは体側に赤色の斑紋があるので見分けられますが、メスは非常に酷似しているので上記の見分け方で見分ける必要があります。

また、多くの施設で展示されているスミレナガハナダイとも似ていますが、体の中央部付近にある班がスミレナガハナダイは四角形の紫系の色になるので見分けることができます。

 

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食性は肉食で動物プランクトンと甲殻類などを捕食しています。

メスの個体は背鰭が糸状に伸長せず、体中央にある赤色の斑紋がありません。

アカオビハナダイはメス⇒オスへと性転換を行い、生まれた時は全ての個体がメスです。

小さな群れを作って生活しており、群れの中で最も優位な個体がオスに性転換します。

 

和名 アカオビハナダイ
学名 Pseudanthias rubrizonatus
英名 Red-belted anthias
スズキ目(Perciformes)
ハタ科(Serranidae)
ナガハナダイ属(Pseudanthias)
分布

西部太平洋

生息環境 岩礁

アカオビハナダイはインド洋~西部太平洋に生息しており、国内では相模湾以南の岩礁地帯・サンゴ礁で見ることができます。

1990年より前はクマソハナダイ混在していたためクマソハナダイと呼ばれていましたが、1990年に新和名として「アカオビハナダイ」となりました。

水深10m~50m付近で多く見られますが、100m以深でも見つかる場合があります。

アカオビハナダイは見た目が綺麗なこともあり観賞魚として流通することがあります。

アカオビハナダイを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

アカオビハナダイを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

アカオビハナダイとマリンワールド海の中道

マリンワールド海の中道では九州の近海エリアにてアカオビハナダイを展示しています。

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アカオビハナダイを展示している水槽はアカオビハナダイのみを展示しています。

この水槽は上の写真では明るく見えますが、暗い水槽で赤い色のライトが証明となっているので、少し見にくいです。

アカオビハナダイのみを展示しているので他の種類と間違うことがないので見やすい水槽になっています。

アカオビハナダイを展示している水族館の一覧

アカオビハナダイを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。

新潟市水族館 三津シーパラダイス 東海大海洋博物館
名古屋港水族館 鳥羽水族館 しまね海洋館
玉野海洋博物館 宮島水族館 海の中道水族館
かごしま水族館    

関東で展示している施設がなく、東日本ではほとんど展示されていません。(関東の水族館では見た目が似ているスミレナガハナダイが多く展示されています。)

同じナガハナダイ属のアカネハナダイ、 スミレナガハナダイなど展示施設が多い種類と比べると展示施設数はやや少ないですが、ナガハナダイ属の種類としては展示施設数は多い方です。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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