プロトプテルス・アネクテンスはアフリカ大陸の広い範囲に生息しているアフリカハイギョの仲間で、観賞魚として飼育されることがあります。
目次
プロトプテルス・アネクテンスについて!
プロトプテルス・アネクテンスは体長1m以上に成長するレピドシレン目プロトプテルス科アフリカハイギョ属の魚です。
プロトプテルス・アネクテンスは茶色や黒色などの体色をしており、体側には不規則な模様があります。
胸鰭と尻鰭が細長く伸びた形状になっており、頭部を見ると胸鰭がツインテールのようにも見えます。
肺呼吸を行うことができ、水面から空気を吸うことがあります。
英名では 「Marbled lungfish 」と呼ばれており、「Marbled」とは「大理石模様、霜降り」という意味で体の模様が名前の由来となっています。
食性は肉食で昆虫や魚類などを捕食しています。
和名 | プロトプテルス・アネクテンス |
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学名 | Protopterus annectens |
英名 | Marbled lungfish |
目 | レピドシレン目(Lepidosireniformes) |
科 | プロトプテルス科(Protopteridae) |
属 | アフリカハイギョ属(Protopterus) |
分布 |
アフリカ大陸中央部等 |
生息環境 | 河川 |
プロトプテルス・アネクテンスはアフリカ大陸の北西部~アフリカ大陸の中央部など広範囲に生息しており、西部は(Protopterus annectens annectens)が南東部は(Protopterus annectens brieni)と2亜種に分かれています。
オスが産卵のための巣を用意し、メスが産卵した後はオスが2ヵ月近く巣を守ります。
アフリカハイギョは乾燥する夏季には穴を掘って繭を形成し、雨が降るまで待つ夏眠という習性があります。
現地で捕獲された個体が日本では観賞魚として流通しています。
現地では食用として利用される他、薬の原料とされることもあります。
プロトプテルス・アネクテンスを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
プロトプテルス・アネクテンスを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
プロトプテルス・アネクテンスと市立室蘭水族館
市立室蘭水族館では本館の2Fでプロトプテルス・アネクテンスが展示されています。
プロトプテルス・アネクテンスはスモークのかかった水槽で展示されているため、見にくいですが大きな個体が展示されています。
同じエリアに同じアフリカハイギョ属のプロトプテルスドロイが展示されています。
プロトプテルス・アネクテンスを展示している施設の一覧
プロトプテルス・アネクテンスを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
越前松島水族館 | 須磨水族園 | しまね海洋館 |
ここまで
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