広告 動物図鑑 動物図鑑-霊長目

動物図鑑-マンドリル(Mandrillus sphinx)

マンドリルはアフリカ大陸中西部に分布しているサルの仲間で、鮮やかな青色の頬が特徴的な種類です。

体重にするとオスはメスの2倍程度にまで成長します。

 

 

マンドリルについて!

マンドリルはオスの体長が80cm程度、メスは55cm程度にまで成長する霊長目オナガザル科マンドリル属の動物です。

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マンドリルは大部分が褐色、腹側は白色の体毛に覆われています。

顔部はオスもメスも派手な見た目をしており、青色の頬に黄色の髭があります。

オスの方が鮮やかな見た目をしており、特に鼻筋は真っ赤になります。(オスでも成長具合により違いがあり。)

種小名の「sphinx」はスフィンクスが由来とされています。

 

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鋭い犬歯を持っており、大型のオスはヒョウなどの捕食者に対しても対抗する事があると言われています。(ヒョウの画像を見せた場合にほとんど個体が木の上に逃亡しますが、大型のオスは歯をむき出しにして対抗する意思を示した事から)

食性は植物食傾向の強い雑食で、果実、種子、草、樹皮、昆虫などを捕食しています。

知能の高さから「人に近いヒヒ」と呼ばれる事もあり、飼育下の個体では枝を使って自分の体を綺麗にする個体が観察されています。

 

和名 マンドリル
学名 Mandrillus sphinx
英名 Mandrill
霊長目(Primates)
オナガザル科(Cercopithecidae)
マンドリル属(Mandrillus)
分布

カボン西部、カメールン南部

コンゴ共和国南西部、赤道ギニア

生息環境 熱帯雨林

マンドリルはアフリカ大陸中西部の限られた地域にのみ分布しています。

熱帯雨林に生息しており、数百頭からなる巨大な群れを形成し、群れの中でも力のあるオスは20頭程度の従えるハーレムを形成します。

妊娠期間は約5~6ヵ月で、普通は1度に1頭を出産します。

生息環境の開発や食用とするための狩猟により生息数は減少しています。(食料がない場合に農場を襲う事があり駆除される事もあります。)

IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。

マンドリルを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

マンドリルを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

マンドリルと札幌円山動物園

札幌円山動物園ではモンキーハウスにてマンドリルを展示しています。

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札幌円山動物園では2頭(1♂1♀)のマンドリルを飼育しています。(オスの個体は2015年6月にモンキーハウスから来園しています。)

札幌円山動物園では1964年からこれまでに何度も繁殖に成功しており、11頭を他の動物園に送り出した実績があります。

このエリアではマンドリルの他にダイアナモンキー、ブラッザグエノン、ドグエラヒヒ、ワオキツネザル、エリマキキツネザル、フサオマキザルを展示しています。

マンドリルと千葉市動物公園

千葉市動物公園ではモンキーエリアにてマンドリルを展示しています。

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 千葉市動物公園では2頭(1♂1♀)を飼育しています。

2020年5月に日本平動物園から若いオスが来園しています。

このエリアではマンドリルの他にニホンザル、フクロテナガザル、クロザル、ジェフロイクモザル、パタスザルなどが展示されています。

マンドリルを展示している施設の一覧

マンドリルを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。

円山動物園 おびひろ動物園 かみね動物園
東武動物公園 千葉市動物公園 市川市動植物園
日本平動物園 浜松動物園 豊橋動物園
東山動物園 京都動物園 天王寺動物園
とべ動物園 のいち動物公園 安佐動物公園
福山動物園 徳山動物園 到津の森公園
大牟田動物園 熊本市動植物園 平川動物公園
沖縄こどもの国    

 

ここまで

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