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水族館魚図鑑-ピラルク(Arapaima gigas)

今回紹介する魚は南米に生息する世界最大の淡水魚としても知名度の高いピラルクについてです!(日本では一般的にピラルクと呼ばれますが、アラパイマやパイチェと呼ばれることもあります。)

※現在ではメコンオオナマズや淡水エイの仲間が世界最大の淡水魚とする説が有力です。

ピラルクについて!

ピラルクは最大で5mを超えるとも言われている大型の魚類です。

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見た目からして古代から姿を変えていません!という感じがしてカッコイイですよね!

ウロコは大きく、体の後半には赤色の鱗があり見た目も綺麗です。この鱗が赤くなるのが成魚の特徴になります。

鱗の1つ1つが大きく、大型の個体では直径10cmもの鱗になるようです。(現地では やすりなどに使われているようです。)

ヒレは体の後半に集中して配置していることもあり、身体が長い印象が受けます。

現地名の「Pirarucu」は魚という意味の「Pira」という言葉と化粧を作る際に赤い色の色素を採取する「Urucu」という言葉を掛け合わせており、「赤い魚」という意味になるようです。

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正面から見るとこんな感じで、横から見たときの赤色の鱗が見えないので地味な見た目です!

頭部に入っているシワが無骨な感じがします。

繁殖は卵生で、オスとメスのペアで卵や稚魚の世話を行います。

成長の早い魚として知られており、稚魚から大きくなるスピードが早いです。

ピラルクは水族館等でも水面から口を出して空気を吸って呼吸する姿も観察できます!

上の画像のように、空気を吸って泡を吐き出していました。

この行為は金魚が水中の酸素が不足しているときに苦しくなり水面に上がってくる行為とは異なり、効率よく空気呼吸を行えるような体の仕組みになっています!

生息地であるアマゾン川流域等では水中が酸素不足に陥ることも多いので、このような進化をしたのかもしれません。

現地の漁師はピラルクが息継ぎのために浮上したタイミングを狙って銛(モリ)を使って漁獲するようです。

左の画像を見ると分かるとおり、呼吸時に口は大きく開きません。(捕食時はもっとカパッと口が開きます。)

和名ピラルク
学名Arapaima gigas
英名Arapaima
アロワナ目(Osteoglossiformes)
アロワナ科(Osteoglossidae)
アラパイマ属(Arapaima)
分布

アマゾン川流域

生息環境淡水の湖

ピラルクは、知名度も高く多くの水族館で展示されています。

現地では食料としても利用されており、養殖も行われているようです。

自然界では、主に小魚を食べているようですが、甲殻類や両生類、水面に落ちてきた昆虫や小動物を捕食することがあるようです。

大きな体をしていますが、神経質な魚で飼育が難しいことでも知られています。

世界中でゲームフィッシュングのターゲットとしても人気が高く、アマゾン川流域でもガイドで生計を立てている人もいるようです。

東南アジアのタイやマレーシアの釣り堀などでも釣る事ができるスポットがあるようです。

ピラルクを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

ピラルクはJAZA加入の施設のうち、20ヵ所の施設で展示されています。

小樽水族館サンピアザ水族館男鹿水族館
足立区生物園なかがわ水遊園しながわ水族館
アクアパーク品川寺泊水族館魚津水族館
アクア・トトぎふ神戸どうぶつ王国鳥羽水族館
志摩マリンランド大阪海遊館須磨水族園
しまね海洋館おさかな館ネオパークオキナワ
大分マリーンパレスかごしま水族館 

 ※ピラルクはJAZA上には記載されているので書きましたが、2019年12月に亡くなっているようです…(20年以上生きた長寿な個体でした)

ピラルクと足立区生物園

足立区生物園では、大温室にてピラルクの展示を行っています。

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温室内の大きな水槽で2匹のピラルクが展示されており、ジャウーとシルバーアロワナが混泳しています!

大きさは2mくらいあり、ガラス越しのすぐ側で見ることができるので迫力があります!

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ガラスの面の側面をゆったり泳いでいることが多いです!

私が両手を広げたよりも更に大きくびっくりしました…

足立区生物園は入園料も300円とリーズナブルな施設でオススメです!


ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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