セニョリータとはスペイン語・ポルトガル語で未婚女性を呼びかける際の言葉で、漫画や映画で聞いたことがある方も多いかと思います。
何故、セニョリータという名前が付けられたのかは不明ですが、そんな変わった名前のベラの仲間を紹介していきます。
セニョリータについて!
セニョリータは20cm程度にまで成長するスズキ目ベラ科Oxyjulis属の魚です。
セニョリータは上のように地味な色をした個体から黄色の体色をした個体までいますが、背鰭の付け根には黒色の模様があります。
上の個体は背鰭を開いていますが、通常時は閉じたまま泳いでいます。
食性は雑食で甲殻類や海藻などを捕食します。
和名 | セニョリータ |
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学名 | Oxyjulis californica |
英名 | Senorita |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ベラ科(Labridae) |
属 | Oxyjulis属(Oxyjulis) |
分布 |
東部太平洋 |
生息環境 | 岩礁、藻場、サンゴ礁 |
セニョリータはカリフォルニア湾~バハカリフォルニアの岩礁・ケルプ帯・サンゴ礁に生息しています。
20m以浅に水深で小さな群れを作っている姿が多く見られ、夜になると砂から頭だけを出して眠ります。
胃からは多くの寄生虫が見られることから、他の魚のクリーニングを行うとされています。
現地では一般的に見られますが、一般的には食用として利用されていないようです。
セニョリータを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
セニョリータを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみとなっています。
セニョリータと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園ではカリフォルニア沿岸水槽にてセニョリータを展示しています。
この水槽は世界の海展示エリアに入ってすぐの場所に設置されている水槽で、展示されている生物は葛西臨海水族園でのみ展示されている生き物でした。
セニョリータは中層付近を泳いでいるため観察しやすいです。
他の施設では見られない変わった名前の魚なので是非訪れた際は観察してみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。