ヌマチチブは「沼」が名前の由来に思えますが、河川にも生息しているハゼの仲間です。
気性が荒く縄張り意識を持つことで知られています。
ヌマチチブについて!
ヌマチチブは体長12cm程度にまで成長するスズキ目ハゼ科チチブ属の魚です。
ヌマチチブは茶褐色や黒色の体色をしており、頭部には白色の斑点があります。
体側には白色や褐色の斑点・線があります。
同属のチチブとよく似ていますが、頭の白色の斑点がチチブよりも大きく、胸鰭基部の黄色の帯の中に橙色帯がある事で見分けることができます。
食性は雑食で付着藻類を主食としています。
和名 | ヌマチチブ |
---|---|
学名 | Tridentiger brevispinis |
英名 | Japanese trident goby |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ハゼ科(Gobiidae) |
属 | チチブ属(Tridentiger) |
分布 | 本州、九州、朝鮮半島、中国 |
生息環境 | 河川(中流~河口) |
ヌマチチブは北海道、本州、サハリン、朝鮮半島、中国に生息しています。
河川の中流~河口にまで生息しており、流れが緩やかな場所にいます。
春~夏が産卵期で、稚魚は海に降り、成長してから川を遡上します。
食用として利用されており、天ぷらなどで調理されます。
ヌマチチブを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ヌマチチブを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ヌマチチブと千歳水族館
千歳水族館では支笏湖エリアにてヌマチチブを展示しています。
千歳水族館では上のような幻想的な水槽ヌマチチブを展示しており、底部の石などの障害物に隠れるようにしている姿を見ることができます。
この水槽ではヌマチチブの他にアメマス、ニジマス、ベニザケ、イトヨ、ギンブナ、エゾウグイを展示しています。
ヌマチチブを展示している施設の一覧
ヌマチチブを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
千歳水族館 | 男鹿水族館 | 福島海洋科学館 |
井の頭自然文化園 | 足立区生物園 | なかがわ水遊園 |
さいたま水族館 | 葛西臨海水族園 | いしかわ動物園 |
新潟市水族館 | 上越水族博物館 | 富士水族館 |
三津シーパラダイス | 琵琶湖博物館 | 鳥羽水族館 |
姫路水族館 | かごしま水族館 |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。