広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-サケ目

水族館魚図鑑-アメマス/エゾイワナ(Salvelinus leucomaeni leucomaenis)

アメマスはエゾイワナの海に降りるもの(降海型)の事を指していますが、見た目からは分かりにくい事もあり、釣り人はエゾイワナもアメマスもまとめて「アメマス」と呼んでいます。

河川に残留した個体よりも海に降りた個体の方が大きくなります。

※今回はエゾイワナ(陸封型)、アメマス(降海型)をまとめてアメマスと呼んでいます。

 

 

アメマスについて!

アメマスは降海型の方が大きく成長し、最大で70cm程度にまで成長します。

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上の個体は15cm程度の個体で、小さな白色の斑点が体中にあります。

鰭には斑点がなく、顔つきは丸っぽいです。

 

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上の個体は40cmくらい?の個体で、小さな個体に比べると精悍な顔つきをしています。

千歳水族館の支笏湖水槽で展示されていたので、支笏湖の個体は他のアメマスは他の水系よりも斑点が小さいという特徴があるようです。

支笏湖は湖なので、厳密にはエゾイワナということになります。

 

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食性は肉食で甲殻類や魚類などを捕食しています。

 

和名 アメマス/エゾイワナ
学名 Salvelinus leucomaeni leucomaenis
英名 White-spotted char
サケ目(Salmoniformes)
サケ科(Salmonidae)
イワナ属(Salvelinus)
分布

北日本、千鳥列島~カムチャッカ、

朝鮮半島、サハリン

生息環境 河川、海

アメマスは山形県・千葉県以北の本州、北海道、千鳥列島~カムチャッカ、朝鮮半島、サハリン、北米大陸のカリフォルニア州~カナダのマッケンジー川などで見られます。 

同じような環境に生息しているサケ目とはオショロコマよりも下流、ヤマメよりも上流に生息する事ですみ分けしている事で知られています。

アメマスは、卵から孵化して約1年後に海に降りる個体(降海型:アメマス)と川に残る個体(陸封型:エゾイワナ)に分かれます。(この時点で体が小さな個体が降海する傾向にあり、メスの比重が高いようです。)

海に降りた個体達も産卵のために、河川に戻ってくるので河川で獲れた個体が全て陸封型というわけではありません。

特に北海道ではゲームフィッシュとして人気の高い魚ですが、味の評価はあまり高くないようです。

神奈川県など関東でも放流が行われています。

アメマスを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

アメマスを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

アメマスと小樽水族館

小樽水族館では本館内の2ヵ所の水槽でアメマスを展示しています。

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小樽水族館では上のような川の中をイメージした水槽の中で小型のアメマス(エゾイワナ)を展示しています。

この水槽ではアメマスの他にオショロコマ、サクラマスが展示されています。

このように流れがある場所では力がある個体ほど、流れてきた餌を優先的に食べる事ができる上流部にいるようです。

 

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小樽水族館ではオホーツク海とベーリング海の魚を展示したドーナツ型水槽にてアメマスを展示しています。

こちらの水槽では海水で飼育されているので本来の意味(降海型)のアメマスを展示しており、上のように非常に立派な個体も展示されていました。

アメマスと千歳水族館

千歳水族館では支笏湖ゾーンと千歳川ロードの2ヵ所でアメマスを展示しています。

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支笏湖ゾーンの水槽は非常に幻想的な見た目をした水槽で、多くのアメマスが泳いでいるのを見ることができます。 

アメマスの他にニジマス、ベニザケ(ヒメマス)、イトヨ、ギンブナ、ヌマチチブ、エゾウグイなどが展示されています。

日本国内では最北の不凍湖である、支笏湖をイメージした水槽となっています。(支笏湖のアメマスは独自の進化をしていると言われています。)

 

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千歳川ロードでは上のような水槽の中でアメマスの小さな個体が展示されており、水が非常にクリアで観察しやすい水槽となっています。

この水槽ではアメマスの他にサクラマスやハナカジカが展示されています。

アメマスを展示している施設の一覧

アメマスを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。

小樽水族館 千歳水族館 男鹿水族館
加茂水族館 新潟市水族館  

アメマスは寒い地域に多い事から、展示している施設も日本海側や北海道の施設に偏っています。 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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