ムオヒラセガメは日本でもペットとして飼育される事がある陸棲のカメです。
温度の適応範囲が広くないため、飼育はやや難しいようです。
ムオヒラセガメについて!
ムオヒラセガメは甲羅長20cm程度にまで成長するカメ目イシガメ科ハコガメ属のカメです。
ムオヒラセガメは背甲が角ばっており、甲羅の縁は鋸状になっています。
甲羅の色は黄褐色、赤褐色、褐色と個体差があり、頭部はやや大きいです。
食性は雑食で昆虫、果実などを捕食しています。
和名 | ムオヒラセガメ |
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学名 | Cuora mouhotii mouhotii |
英名 | Keeled box turtle |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | イシガメ科(Geoemydidae) |
属 | ハコガメ属(Cuora) |
分布 | インド北西部、タイ北部、中国南部など |
生息環境 | 河川近くの広葉樹林 |
ムオヒラセガメはインド北西部、中国南部、タイ北部、ベトナム北部、ミャンマー北部、ラオス北部に分布しています。
河川近くの湿度の高い広葉樹林に生息しており、陸棲のカメで水中に入る事はほとんどありません。
ベトナム南部には亜種であるオプストヒラセガメ(Cuora mouhotii obsti)が分布しています。
現地では食用や薬品の原料として利用されています。
日本ではペットとして飼育される事がありますが、流通量は少ないです。
ムオヒラセガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ムオヒラセガメを展示しているJAZA加入の施設は記載されていません。
円山動物園で展示されているのを確認しました。(2020年9月時点)
ムオヒラセガメと札幌円山動物園
札幌円山動物園では爬虫類・両生類館にてムオヒラセガメを展示しています。
札幌円山動物園では繁殖も行っており、複数の個体を見ることができます。
JAZA(公益社団法人日本動物園水族館協会)の繁殖賞も受賞しています。
展示されている個体はあまり動かずにじっとしている事が多いです。
ここまで
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