グリーンイグアナは中米南部、南米北部に分布しているイグアナで、日本で最も一般的に流通するイグアナの仲間です。
幼体が多く流通しますが、大型に成長するため、捨てられたと考えられる個体が見つかりニュースになる事もあります。
目次
グリーンイグアナについて!
グリーンイグアナは最大全長150cm以上に成長する有隣目イグアナ科イグアナ属のトカゲです。
グリーンイグアナは幼体の頃は緑色の体色で、成長するにつれて色が薄くなり緑がかった灰色や灰褐色、黒褐色の体色になります。
長い尾を持っており、尾は暗色の縞模様があります。
耳孔の下には円形の大型の鱗があり、顎の下にはデュラップと呼ばれている皮膚が垂れ下がったようなものがあります。
デュラップはオスの方が発達し、縄張り争いの際に自分を大きく見せるために使われていると考えられています。
食性は草食で葉・花や果実を捕食しています。
和名 | グリーンイグアナ |
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学名 | Iguana iguana |
英名 | Green iguana |
目 | 有隣目(Squamata) |
科 | イグアナ科(Iguanidae) |
属 | イグアナ属(Iguana) |
分布 | 中米南部、南米北部 |
生息環境 | 熱帯雨林 |
イグアナはニカラグア、コスタリカ、パナマの中米南部、コロンビア、スリナム、エクアドル、スリナム、ペルー、ボリビア、ブラジルなどの南米北部に分布してます。
プエルトリコ、ドミニカ共和国、アメリカのフロリダ州、テキサス州、ハワイなどでも移入された個体が見られます。(日本では石垣島で定着していると言われています。)
水辺が近くにある熱帯雨林に生息しており、樹上にいる事が多いです。
外敵に襲われた場合は、水の中に飛び込む事もあり、長い尾鰭を使った泳ぎも得意です。
現地では食用として利用されており、地域によっては生息数が減少しています。
日本には幼体がペットとして輸入されており、安価で流通しています。
流通しているのは主に幼体ですが、大型に成長する事から大型の飼育ケージが必要になります。
グリーンイグアナを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
グリーンイグアナを展示しているJAZA加入の施設は29ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
グリーンイグアナとアクアパーク品川
アクアパーク品川ではアクアジャングルエリアにてグリーンイグアナを展示しています。
アクアパーク品川では上のような水槽でグリーンイグアナを展示しており、私が訪れた際は木の上で眠っていました。
このエリアではグリーンイグアナの他にパンサーカメレオン、グリーンバシリスク、オオヒルヤモリ、シナワニトカゲなどのトカゲ亜目の生物が展示されています。
は虫類・両生類の展示種類数は少ないですが、グリーンバシリスクやオオヒルヤモリなど他の施設ではあまり見られない種類も展示されています。
グリーンイグアナと鳥羽水族館
鳥羽水族館では奇跡の森エリアにてグリーンイグアナを展示しています。
鳥羽水族館では木でレイアウトされたケージ内でグリーンイグアナを展示しており、大きな個体を見ることができます。
このエリアではグリーンイグアナの他にフトアゴヒゲトカゲ、アンボイナホカケトカゲ、エボシカメレオンなどのトカゲ亜目の種類も展示しています。
グリーンイグアナを展示している施設の一覧
グリーンイグアナを展示しているJAZA加入の施設は29ヵ所です。
大森山動物園 | 那須どうぶつ王国 | かみね動物園 |
東武動物公園 | 上野動物園 | 江戸川区自然動物園 |
野毛山動物園 | なかわがわ水遊園 | サンシャイン水族館 |
アクアパーク品川 | いしかわ動物園 | 富士サファリ |
シャボテン動物公園 | 日本平動物園 | 東山動物園 |
京都動物園 | アドベンチャーワールド | 天王寺動物園 |
王子動物園 | 神戸どうぶつ王国 | 姫路セントラルパーク |
鳥羽水族館 | 伊勢シーパラダイス | 大阪海遊館 |
とべ動物園 | 福山動物園 | ときわ動物園 |
長崎バイオパーク | 沖縄こどもの国 |
グリーンイグアナはイグアナ科の中では最も展示施設が多い種類です。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。