ニシアフリカコガタワニは名前の通り、体長2m程度の小型のワニの仲間です。
日本では上野動物園で繁殖に成功しており、孵化した幼体が展示されている事もあります。
目次
ニシアフリカコガタワニについて!
ニシアフリカコガタワニは体長2m程度にまで成長するワニ目クロコダイル科コビトワニ属のワニです。
ニシアフリカコガタワニは黒褐色の体色をしており、口吻は短く基部の1~1.5倍ほどです。
後方の歯は球状をしており、噛み砕くことに特化した形状をしています。
クロコダイル科にしては温和な性格をしています。
上の個体は幼体で、成体とは違い下顎や腹側が黄淡色で、黒色の斑点があります。(成長につれて黒褐色になります。)
食性は肉食で魚類、貝類、甲殻類等を捕食しています。
和名 | ニシアフリカコガタワニ |
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学名 | Osteolaemus tetraspis tetraspis |
英名 | West African dwarf crocodile |
目 | ワニ目(Crocodilia) |
科 | クロコダイル科(Crocodylidae) |
属 | コビトワニ属(Osteolaemus) |
分布 | アフリカ大陸中部の西側 |
生息環境 | 熱帯雨林 |
ニシアフリカコガタワニはコンゴ共和国、中央アフリカ、カメルーン、カボン、コンゴ共和国、ナイジェリア、ベナン、ガーナ、コートジボワール、セネガルなどのアフリカ大陸中部の西側に分布しています。
コンゴ民主共和国には亜種のコンゴコビトワニが分布しています。
陸棲が強い種類で、熱帯雨林内の渓流などで見られます。
生息環境の開発や食用とするために狩猟された事により生息数は減少しています。
かつては日本でもペットとして流通することがありましたが、現在ではほとんど流通していません。
ニシアフリカコガタワニを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ニシアフリカコガタワニを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ニシアフリカコガタワニと上野動物園
上野動物園では両生類爬虫類館にてニシアフリカコガタワニを展示しています。
上野動物園では複数の個体を飼育しており、繁殖にも成功している施設です。
繁殖に成功した際は幼体も展示されているため、是非訪れてみてください。
上野動物園ではニシアフリカコガタワニの他にイリエワニとガビアルモドキを展示しています。
ニシアフリカコガタワニと東山動物園
東山動物園では自然動物館にてニシアフリカコガタワニを展示しています。
自然動物館の室内のガラスケース内で展示しており、ガラスも綺麗で観察しやすい展示となっていました。
東山動物園ではナイルワニ、アメリカアリゲーター、インドガビアル、ガビアルモドキの5種のワニを展示しています。
ワニの他にも爬虫類の展示が充実した施設で、珍しい種類も多く展示されています。
ニシアフリカコガタワニを展示している施設の一覧
ニシアフリカコガタワニを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
上野動物園 | 野毛山動物園 | 東山動物園 |
京都動物園 | 王子動物園 | とくしま動物園 |
高地アニマルランド | 安佐動物公園 | 徳山動物園 |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。