水族館魚図鑑-オワンクラゲ(Aequorea coerulescens)

オワンクラゲと言えば緑色蛍光タンパク(GFP)でノーベル化学賞を受賞した際に話題になったクラゲです。

見た目は名前の通りお椀型の傘を持ち、丈夫で飼育もしやすいので展示している施設も多いです。

 

 

オワンクラゲについて!

オワンクラゲは傘の直径が最大20cmにもなる軟クラゲ目オワンクラゲ科オワンラクゲ属のクラゲです。

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名前の通り、綺麗なお椀型の傘を持つクラゲです。

触手の数は多いですが短いですが、触手についた獲物を大きく口を開けて食べます。

食性は肉食性で他種のクラゲや小魚を口を開けて丸呑みにします。

 

和名 オワンクラゲ
学名 Aequorea coerulescens
英名  
軟クラゲ目(Leptomedusae)
オワンクラゲ科(Aequoreidae)
オワンクラゲ属(Aequorea)
分布

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生息環境  

オワンクラゲは日本各地の沿岸部で見られます。

春~夏にかけて見られ、表層部に浮かび漂うようにしています。

クラゲの中でも丈夫で飼育をしやすい種類とされています。

養殖された個体はセレンテラジン(発光の素)を合成することができないため、餌にセレンテラジンを混ぜて発光させるようです。

「Aequorea coerulescens」は日本沿岸で見られますが、「Aequorea victoria」も標準和名がオワンクラゲで別種か同種かは分かっていません。(Aequorea coerulescensの方がやや大型になるようです。)

刺激を受けると生殖腺を青白く発光させます。

 

※ここからはオワンクラゲとノーベル賞について簡単な説明

このクラゲはノーベル化学賞を受賞した緑色蛍光タンパク(GFP)で知られています。(GFPは鮮やかな緑色の光を放つたんぱく質で、GFPのみで光を発することができる性質を持っています。)

このクラゲからはGFPとエクリオンが見つかっており、エクリオンはカルシウムイオンの測定試薬、GFPは遺伝子の蛍光マーカーとして用いられています。

特にGFPは画期的な発見で、GFPを結合した遺伝子の動きが青色の光や紫外線を当てるだけで簡単に分かるようになりました。

このGFPを取り出すのに使われたクラゲはヨーロッパなどで見られる「Aequorea victoria」だったようです。(こちらも和名ではオワンクラゲと呼ばれています。)

オワンクラゲを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

オワンクラゲを展示しているJAZA加入の施設は10ヶ所となっています。

展示施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

オワンクラゲと すみだ水族館

すみだ水族館ではクラゲエリアにてオワンクラゲを展示しています。

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すみだ水族館のクラゲエリアに展示されている個体は傘の直径が10cmもない個体でしたが、ガラスも綺麗で観察しやすい水槽になっています。

すみだ水族館ではオワンクラゲの他に10種類以上のクラゲを観察することができる他、すみだ水族館で誕生したクラゲの赤ちゃんを見ることができるエリア「ベースラボ」もあるので、クラゲ好きな方にはオススメな水族館です。

 

オワンクラゲを展示している水族館の一覧

オワンクラゲを展示しているJAZA加入の施設は10ヶ所となっています。

加茂水族館 鴨川シーワールド すみだ水族館
のとじま水族館 名古屋港水族館 京都水族館
志摩マリンランド しまね海洋館 大分マリーンパレス
かごしま水族館    

展示施設数はクラゲの中では多い方で、展示施設も全国各地にあります。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。