イールテールキャットフィッシュはウナギのような尾鰭を持つナマズという意味の魚で、オーストラリア東部の一部河川に生息しています。
名前の似ている魚にアフリカンイールキャットという魚もいますが、こちらはアフリカ原産のナマズの仲間です。
イールテールキャットフィッシュについて!
イールテールキャットフィッシュは体長50cm程度にまで成長するナマズ目ゴンズイ科Tandanus属の魚です。
イールテールキャットフィッシュは地味な体色をしており、目立つ模様もありません。
ヒゲはゴンズイと同じように左右に4対、計8本あります。
イールテールキャットフィッシュは英名をそのまま読んでいるだけであり、英語では「Eel-tailed catfish 」となります。
eelとはウナギの事で、ウナギのような尾鰭を持つナマズという意味になります。
ちなみに日本の海で良く見られるゴンズイは英語で「Japanese eel catfish」と呼ばれています。
イールテールキャットフィッシュの食性は肉食で甲殻類や水中昆虫の幼虫などを捕食しています。
和名 | イールテールキャットフィッシュ |
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学名 | Tandanus tandanus |
英名 | Eel-tailed catfish |
目 | ナマズ目(Siluriformes) |
科 | ゴンズイ科(Plotosidae) |
属 | Tandanus属(Tandanus) |
分布 |
オーストラリア東部 |
生息環境 | 河川、湖、池 |
イールテールキャットフィッシュはオーストラリア東部に生息しています。(マレー川、ダーリング川、ハンター川の流域)
流れが緩やかな小川や湖に生息しており、成魚は単独で行動しますが幼魚は群れを作る事があります。
春~夏が産卵期で石と砂利で作った巣の中に卵を産卵し、オスとメスが協力して孵化まで卵を守ります。
現地では生息数が激減しており、要因としては外来魚であるコイの増加、生息地の破壊などがあります。
イールテールキャットフィッシュを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
イールテールキャットフィッシュを展示しているJAZA加入の施設は名古屋港水族館のみとなっています。
イールテールキャットフィッシュと名古屋港水族館
名古屋港水族館では南館3Fのオーストラリアの水辺エリアにてイールテールキャットフィッシュを展示しています。
オーストラリアの水辺エリアでは名前の通り、オーストラリアで見られる魚やカメを展示している水槽が設置されています。
イールテールキャットの他にノーザンバラムンディ、オーストラリアハイギョ、ブタバナガメ(スッポンモドキ)、レインボーフィッシュ数種などが展示されています。
イールテールキャットフィッシュはあまり動き回る魚ではなく、水槽は大きく奥行きもあるのでタイミングによっては見つけるのが難しいかもしれません。
ここまで
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