マツカワは国内で漁獲されるカレイの仲間の中でも味が良く高級魚として扱われています。
養殖や種苗放流等も行われています。
マツカワについて!
マツカワは体長70cm程度にまで成長するカレイ目カレイ科マツカワ属の魚です。
マツカワは茶褐色の体色をしており、個体によっては白色や暗色の斑点があり、表面はざらざらしています。
背鰭・尻鰭は黒色の」縞模様があり、尾鰭は丸っぽい形状をしています。
裏側はクリーム色をしており、黒色の小さな斑点がある個体もいます。
ホシガレイによく似ていますが、ホシガレイは背鰭・尻鰭が縞模様ではなく暗色の斑点である事で見分けることができます。
食性は肉食で甲殻類や貝類などを捕食しています。
和名 | マツカワ |
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学名 | Verasper moseri |
英名 | Barfin flounder |
目 | カレイ目(Pleuronectiformes) |
科 | カレイ科(Pleuronectidae) |
属 | マツカワ属(Verasper) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | 砂底 |
マツカワは太平洋側では茨城県沖以北、日本海側では若狭湾以北やオホーツク海南部などに生息しています。
砂泥底の環境で多く見られ、産卵期は11~4月です。
刺し網や底引き網で漁獲されますが、天然物の漁獲量は少なく、養殖物の流通が多いです。(種苗放流等も行われています)
カレイ科の魚の中でも高値で取引されている種類で、スーパーなどに並ぶことはほとんどなく、寿司屋や料理店などで利用されています。
刺身、煮つけ、塩焼きなどで調理され、旬は夏~秋だとされています。
特に北海道えりも町~函館で漁獲される35cm以上の個体は「王鰈」というブランド名が付けられています。
マツカワを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
マツカワを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
マツカワとサンピアザ水族館
サンピアザ水族館では1Fの水槽でマツカワを展示しています。
この水槽では多くのマツカワを展示しており、上のようにクリアで見やすい水槽の中で活発に泳ぐ個体を観察することができます。
この水槽ではマツカワの他にフサギンポ、エゾメバル、オオカミウオなど北海道らしい魚達が展示されています。
マツカワと市立室蘭水族館
市立室蘭水族館では本館内にてマツカワを展示しています。
マツカワが展示されている水槽は地面にはイシガレイやマツカワが、中央にはホッケやギンザケ、アメマスが泳いでいる水槽です。
この水槽ではマツカワの他にアメマス、ギンザケ、ホッケ、イシガレイなどが展示されています。
マツカワを展示している施設の一覧
マツカワを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所です。
小樽水族館 | サンピアザ水族館 | 福島海洋科学館 |
鴨川シーワールド | 宮津水族館 | 鳥羽水族館 |
北日本に生息している魚ですが、生息地以外の施設でも展示されています。
ここまで
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