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水族館魚図鑑-ナーサリーフィッシュ/コモリウオ(Kurtus gulliveri)

ナーサリーフィッシュはコモウリオとも呼ばれることもあるスズキ目コモリウオ科の魚です。

コモリウオという名前はオスの頭部にあるフック状の突起に卵をぶら下げて保護することが由来になっています。 

 

ナーサリーフィッシュについて!

ナーサーリーフィッシュは最大で60cmを超えることもあるようです。

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ナーサーリーフィッシュは銀色の体色をしています。(ひし型っぽいです)

オスは頭部にフック状の突起があるので簡単に見分ける事ができます。(オスはこのフック状の突起を使用して卵を守ります。)

卵をフックにひっかけている個体は確認されていますが、どのように頭部のフックに産卵しているかは不明なようです。

コモリウオ科には2種類が属しており、今回紹介しているのは「Kurtus gulliveri」でインド等に生息する10cm程度の種類「Kurtus indicus」もいます。

動くことは少なく、小さな甲殻類や魚を食べる肉食性のようです。

 

和名 ナーサリーフィッシュ
学名 Kurtus gulliveri
英名 Nurseryfish
コモリウオ目(Perciformes)
コモリウオ科(Siganidae)
コモリウオ属(Kurtus)
分布

オーストラリア北部、ニューギニア島

生息環境 河川

ナーサーリーフィッシュはオーストラリア北部とニューギニア島のマングローブ林や河口域の濁った河川に生息してます。

大きく成長する個体もおり、釣りで釣りあげられる事もあるようです。

ナーサーリーフィッシュは頭部の突起に卵をぶら下げて卵を保護しますが、この保護方法はナーサーリーフィッシュのみが行います。(口の中で卵を守る種類は多くいます。)

ナーサリーフィッシュを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ナーサーリーフィッシュは国内の施設では葛西臨海水族園でのみ展示されています。

 

ナーサリーフィッシュと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園ではオーストラリア北部水槽にてナーサーリーフィッシュを展示しています。

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葛西臨海水族園のオーストラリア北部水槽では、暗い水槽の中でナーサーリーフィッシュを展示しています。(実際には上の写真よりも更に暗くシルエットが見えるくらいです)

水槽内を暗くしている理由はマングローブや河口域の濁った河川に生息しているため、生息環境を再現しているようです。

葛西臨海水族園で展示されているナーサーリーフィッシュはオーストラリア北部までスタッフの方が訪れて採集した個体のようです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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