オビシメは小笠原諸島にのみ生息するブダイの仲間で、国内では葛西臨海水族園でのみ展示されています。
オビシメについて!
オビシメは60cm程度にまで成長するスズキ目ブダイ科アオブダイ属の魚です。
オビシメはオスとメスで見た目が異なり、メスは上の写真のような見た目をしており黄色っぽい体色に、体の後半に白色の小さな縦帯があります。
オスの個体は青色っぽい体色に、体の中央部に太い横帯があります。(これが帯を締めているように見えるため、オビシメという名前が付いています。)
本種は詳しい生態があまり分かっていませんが、他の多くのブダイと同じようにメス⇒オスへと性転換すると思われます。
アオブダイに近い仲間で、アオブダイに似た見た目をしていますが上のようにメスの個体は体の後半部に白色の帯があることで見分けることができます。
食性は草食で岩などに付着した藻類を主に食べていると言われています。
和名 | オビシメ |
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学名 | Scarus obishime |
英名 | |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ブダイ科(Scaridae) |
属 | アオブダイ属(Scarus) |
分布 |
小笠原諸島 |
生息環境 | 岩礁 |
オビシメは小笠原諸島周辺の固有種です。
1993年と割と最近、新種として記載された種類です。
小笠原諸島にしか生息しないこともあり、ダイバーにも人気があるようです。
オビシメを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オビシメを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみとなっています。
オビシメと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では小笠原の海④水槽にてオビシメを展示しています。
葛西臨海水族園ではメスの個体が展示されており、中層付近よりは底部を泳いでいる事が多いです。
展示されてた当時と比べても成長しているため、このまま成長すると更に成長過程を見ることができるかもしれません。(同じ水槽には同じように成長に伴い見た目が大きく変わるカンムリベラも展示されています。)
ここまで
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