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水族館魚図鑑-ウキゴリ(Gymnogobius urotaenia)

ウキゴリはハゼ科ウキゴリ属の魚で、河川で孵化した稚魚は海に降りて成長すると河川を遡上することで知られています。

そのため、陸で続いていない離島などでも見られる種類となっています。

 

 

ウキゴリについて!

ウキゴリは体長10cm程度に成長するスズキ目ハゼ科ウキゴリ属の魚です。

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ウキゴリは体色は褐色系で個体差があり、背鰭、尾鰭は黒色・白の縞模様があります。

体の大きさに対して口が大きく、これはウキゴリ属の特徴です。

 

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ハゼと言えば底部にべったりとしている姿が浮かぶと思いますが、ウキゴリは上の画像ように底部近くを浮遊するようにしていることが多いです。

このような習性が「ウキゴリ」という標準和名の由来になっています。 

同じウキゴリ属のシマウキゴリと似ており、外見では見分けが難しい場合もあります。(一般的にはウキゴリは体側中央に黒色の斑点が連続すると言われてます。)

食性は肉食でプランクトンや甲殻類等を捕食しています。

 

和名 ウキゴリ
学名 Gymnogobius urotaenia
英名 Floating goby
スズキ目(Perciformes)
ハゼ科(Gobiidae)
ウキゴリ属(Gymnogobius)
分布

日本、朝鮮半島等

生息環境 岩礁

ウキゴリは日本、朝鮮半島、サハリン島に生息しており、国内では北海道、本州、九州の他に屋久島、隠岐の河川に生息しています。

一般的には河川に生息していますが、琵琶湖、諏訪湖でも確認されています。

成魚は河川の中流~下流の汽水域で、幼魚は海で見られます。

浮遊するようすることが多いためか、流れの緩やかな環境を好みます。

産卵期は春で、オスは川底の石の下に産卵するための巣を作り、そこにメスを呼び込んで産卵させます。

産卵した卵はオスが守り、10日程度で孵化して海に下り、成長した若魚が春~夏に群れを作って川に遡上してきます。

専門的に狙われることはありませんが、混獲されたものが佃煮等で利用されることがあります。

ウキゴリを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ウキゴリを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ウキゴリと千歳水族館

千歳水族館では千歳川ロードエリアにてウキゴリを展示しています。

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上のような水槽の中でウキゴリは展示されており、同じ水槽内で見た目の似ているシマウキゴリも展示されています。

この他に、ウグイ、エゾウグイ、フクドジョウ、ブラウントラウト、イトヨなど千歳川で見られる魚が展示されています。

自然の環境を再現したような綺麗な水槽で、底部を浮くようにして泳いでいるウキゴリを見ることができます。

ウキゴリを展示している施設の一覧

ウキゴリを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。

小樽水族館 千歳水族館 男鹿水族館
福島海洋科学館 いなわしろカワセミ館 井の頭自然文化園
鴨川シーワールド さいたま水族館 いしかわ動物園
新潟市水族館 上越水族博物館 富士水族館
三津シーパラダイス 琵琶湖博物館 城崎マリンワールド
宮島水族館 熊本市動植物園 かごしま水族館

同じウキゴリ属の魚としては、スミウキゴリ、シマウキゴリを展示している施設があります。

シマウキゴリもスミウキゴリもウキゴリと比べると展示施設は少ないです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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