ヒレナガハギは開くと体よりも大きいのでは?というくらい大きな鰭をもつ魚で、観賞魚としても人気の高い魚です。
ヒレナガハギについて!
ヒレナガハギは35cm程度にまで成長するスズキ目ニザダイ科ヒレナガハギ属の魚です。
上の写真の個体は10cm程度の個体です。
黒色と白のストライプ柄ですが、幼魚は全体的に黄色っぽくなりツバメウオの幼魚のような形(ブーメランのような形です)をしています。
名前の通り背鰭、尻鰭が大きく発達しており、普段は背鰭、尻鰭を畳んでいますが、威嚇やびっくりした際に大きく開くことがあります。
ニザダイの仲間なので口は尖っています。
食性は草食で岩などに付着している藻類などを捕食しています。
和名 | ヒレナガハギ |
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学名 | Zebrasoma veliferum |
英名 | Sailfin Tang |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ニザダイ科(Acanthuridae) |
属 | ヒレナガハギ属(Zebrasoma) |
分布 | 西部太平洋 |
生息環境 | 岩礁、サンゴ礁 |
ヒレナガハギは西部太平洋に生息しており、国内では小笠原諸島、相模湾以南当で見られます。
ヒレナガハギ属は7種が知られており、有名な魚としてはキイロハギがいます。
サンゴ礁や岩礁で見られ、岩などに付着した藻類を捕食しています。
変わった見ためをしており、観賞魚としても人気の高い種類です。(小さい個体が多く販売されていますが、成鳥に伴い鰭の形状が変わっていきます。)
ヒレナガハギを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ヒレナガハギを展示しているJAZA加入の施設は26ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ヒレナガハギと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園ではグレートバリアリーフ水槽にてヒレナガハギを展示しています。
光の干渉なのか縞模様が映ってしまっていますが、この水槽ではグレートバリアリーフに生息しているカラフルな魚が多く展示されています。
レインフォーズバタフライフィッシュ、スパイニークロミスなど他の施設ではほとんど見られないような珍しい種類が展示されています。
ヒレナガハギとマリンワールド海の中道
マリンワールド海の中道は奄美のサンゴ礁エリアでヒレナガハギを展示しています。
ヒレナガハギを展示している水槽ではルリスズメダイやキルリスズメダイ、キイロハギが展示されています。
ヒレナガハギは岩に隠れていることも多く、何週か回ってやっと姿を見ることができました。
この縞模様を見ている少し目が回りそうです…
ヒレナガハギを展示している水族館の一覧
ヒレナガハギを展示しているJAZA加入の施設は26ヵ所です。
登別ニクス | 福島海洋科学館 | なかがわ水遊園 |
鴨川シーワールド | サンシャイン水族館 | 葛西臨海水族園 |
しながわ水族館 | アクアパーク品川 | 八景島シーパラダイス |
新潟市水族館 | 越前松島水族館 | 南知多ビーチランド |
碧南水族館 | 名古屋港水族館 | 宮津水族館 |
鳥羽水族館 | 志摩マリンランド | 串本海中公園 |
大阪海遊館 | 須磨水族園 | 姫路水族館 |
しまね海洋館 | 玉野海洋博物館 | 海の中道水族館 |
かごしま水族館 | 美ら海水族館 |
観賞魚として流通していることもあってか多くの施設で展示されています。
ここまで
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