サバヒーは台湾で大規模に養殖されている魚で、日本ではほとんど見ることができません。
サバヒーについて!
サバヒーは体長1m以上に成長するネズミギス目サバヒー科サバヒー属の魚です。
サバヒーはボラに似た顔つきをしていますが、ボラと比べると頭部がスリムです。
尾鰭は大きく発達しており、おおきなV字型になっています。
乳白色の体色をしており、英名では「Milkfish」と呼ばれています。
和名 | サバヒー |
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学名 | Chanos chanos |
英名 | Milkfish |
目 | ネズミギス目(Gonorynchiformes) |
科 | サバヒー科(Chanidae) |
属 | サバヒー属(Chanos) |
分布 |
インド洋~西部太平洋 |
生息環境 | 沿岸部、河口 |
サバヒーはインド洋~西部太平洋の沿岸部や河口などに生息しています。
国内では沖縄近海で見つかった記録がありますが、基本的には日本近海では見られません。
沿岸部に生息していますが、水深の深い場所に単独でいることが多く、目にする機会は多くありません。
古くから台湾で養殖されていた魚で、台湾に押し寄せる稚魚を捕獲して養殖していました。(現在では稚魚の人口孵化も行われています。)
台湾の大衆魚として親しまれている魚ですが、卸値が下落していることもあり他の魚種の養殖に切り替える養殖業者も多いようです。
サバヒーは現地で食用として利用されており、天然物は漁獲量が少ないため主に養殖された個体が利用されています。
日本ではサバヒーの名称の他、ミルクフィッシュという名称で流通することもあります。
サバヒーを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
サバヒーを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
サバヒーと鴨川シーワールド
鴨川シーワールドではトロピカルアイランドエリアにてサバヒーを展示しています。
サバヒーはトロピカルアイランドの入り口近くにある、砂浜が付いているプールのような大型の水槽で展示されています。
オニボラの群れに混ざって一緒に泳いでいる姿を観察することができました。
この水槽ではサンゴ礁で見られる魚が30種類近く展示されています。
サバヒーの他にアカウミガメやトラフザメ、チョウチョウウオ、オニボラ、ヒフキアイゴなどが展示されていました。
サバヒーを展示している施設の一覧
サバヒーを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
鴨川シーワールド | かごしま水族館 | 美ら海水族館 |
サバヒーを展示している施設少なく、九州以外に所在地があるJAZA加入の施設では鴨川シーワールドのみで展示されています。
ここまで
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