コモンフグは様々な呼ばれ方をするフグでアカメフグやマフグなどと呼ばれたり、ショウサイフグやクサフグなどと混同してナゴヤフグと呼ばれることもあります。(標準和名がアカメフグ、マフグというフグは別にいます…)
食用とされていますが、特定の地域で漁獲された個体は毒性が強く食用となりません。
コモンフグについて!
コモンフグは25cm程度にまで成長するフグ目フグ科トラフグ属の魚です。
体色は背中側が褐色~茶褐色で白色の斑点が見られます。
ショウサイフグと非常に似ており、混同されることもあります。
ショウサイフグとは模様が少し異なり、上から見ると背中の部分の模様がコモンフグが小紋柄であるのに対して、ショウサイフグは網目模様になることから見分けることができます。
ショウサイフグの他にコモンダマシという種類にも酷似しており、こちらは食用不可とされており注意が必要です。
背面小棘基部に微小の白点があること、体側の小白点の形の差異によって見分けることができるようです。(コモンダマシはコモンフグのような綺麗な斑点だけではなく、不規則な形のものがあります。個体差がありますが…)
和名 | コモンフグ |
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学名 | Takifugu poecilonotus |
英名 | Pufferfish |
目 | フグ目(Tetraodontiformes) |
科 | フグ科(Tetraodontidae) |
属 | トラフグ属(Takifugu) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | 沿岸、内湾、汽水 |
コモンフグは西部太平洋で見られ、国内では北海道~九州まで各地で見られます。
食性は肉食で甲殻類や軟体動物などの無脊椎動物を主食としています。
食用として流通しますが、地域によっては毒性が強く食用不可とされています。
肝臓、卵巣が猛毒で精巣、皮膚、腸にも毒があるようです。
コモンフグの和名はコモンフグの模様が小紋柄であることが由来になっています。
コモンフグを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
コモンフグを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所となっています。
コモンフグを展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
コモンフグと大洗水族館
大洗水族館では大洗の生物エリアの磯場を再現した水槽でコモンフグを展示しています。
この水槽では多くのフグを展示しており、コモンフグの他にショウサイフグ、クサフグ、トラフグ、マフグ、ヒガンフグを展示しています。
コモンフグによく似たショウサイフグ、クサフグも展示されているので是非見比べてみてください。
この水槽ではフグの他にも岩場で見られる様々な魚が展示されており、野外に設置してある水槽なので晴れた日には日が差し込んで非常に綺麗に見える水槽です。
コモンフグを展示している施設一覧
コモンフグを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所となっています。
男鹿水族館 | 福島海洋科学館 | 大洗水族館 |
葛西臨海水族園 | 八景島シーパラダイス | 新潟市水族館 |
上越水族博物館 | 魚津水族館 | のとじま水族館 |
越前松島水族館 | 鳥羽水族館 | 志摩マリンランド |
須磨水族園 | 城崎マリンワールド | しまね海洋館 |
玉野海洋博物館 | 宮島水族館 | 海の中道水族館 |
ペンギン水族館 |
全国各地で見られる種類のため、幅広い地域で展示されています。
ここまで
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