水族館魚図鑑-パールン(Pangasius sanitwongsei)

パールンは最大3m近くまで成長する大型のナマズの仲間で、現地では養殖されており、バサという名称で日本にも食用として輸入されています。

 

 

パールンについて!

パールンは体長が最大300cmまで成長し、体重は300kgにも成長するナマズ目パンガシウス科パンガシウス属の魚です。

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パールンは背側が黒色っぽく腹側は白色で、背鰭と腹鰭が伸長しています。

腹鰭の位置が後方で、独特なシルエットをしています。

各鰭は体色よりも更に黒い場合が多いです。 

 

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カイヤンと比べると左右の目の突き出方が大人しいです。

食性は肉食で魚や甲殻類等口に入るサイズのものは何でも捕食するようです。

 

和名 パールン
学名 Pangasius sanitwongsei
英名 Giant pangasius
ナマズ目(Siluriformes)
パンガシウス科(Pangasiidae)
パンガシウス属(Pangasius)
分布

チャオプラヤ川、メコン川

生息環境 河川

パールンはチャオプラヤ川、メコン川等に生息しています。

しかし、生息地では乱獲や生息環境の開発により激減しており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指されています。(野生絶滅の次に危険なカテゴリです。)

成長が早く、水質の悪化に強く大きくなるという漁業的には重要な魚で同じナマズの仲間であるカイヤンと同じように養殖が行われています。

美味しい魚でバサと呼ばれており、現地で養殖させたものが日本や欧米にも輸出されています。(白身魚のフライなどに使われています。)

他の白身魚と比べると価格も安いので、スーパーの白身魚は東南アジアで養殖したナマズが使われている事が多いようです。

ちなみに、アメリカでは日本の一部水系で繁殖してしまったアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)を食用として利用しており、これらのライバルである東南アジアの養殖ナマズ(パンガシウス科)に対して反ダンピング関税を課しています。

日本では食用の他、大きく成長しないように改良された品種が観賞魚として輸入されることもあります。

パールンを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

パールンを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

パールンと鳥羽水族館

鳥羽水族館ではジャングルワールドにてパールンを展示しています。

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パールンが展示されている水槽ではアフリカマナティーを一緒に展示されています。(アフリカマナティーは基本的に草食なので魚を食べる事はありません。)

この他にブタバナガメ(スッポンモドキ)、パーカーホ、ワラゴ・レーリーを展示しています。

アフリカマナティーが展示されていることもあり、大きな水槽内でゆったり泳ぐ姿を観察することができます。

パールンを展示している施設の一覧

パールンを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。

さいたま水族館 豊田鞍ヶ池公園 鳥羽水族館

展示している施設は少なく、展示している施設の地域が偏っています

鳥羽水族館で同じパンガシウス属のパーテーホという魚が展示されているようですが、私が訪れた際は見ることができませんでした。(展示されていない?)

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。