水族館魚図鑑-ムラソイ(Sebastes pachycephalus pachycephalus)

ムラソイはカサゴに似た見た目をしている魚で、日本国内の多くの地域で見ることができます。

テトラポットや波止場にも多く、釣りの対象魚となることもあります。

 

 

ムラソイについて!

ムラソイは体長30cm程度にまで成長するスズキ目メバル科メバル属の魚です。

f:id:itsuwalove777:20201221174847j:plain

ムラソイは暗色の体色をしており、体に目立つ斑紋がありません。

 

カサゴやクロソイと似ていますが見分け方は以下のようになります。

カサゴとムラソイの見分け方

カサゴはムラソイよりも下顎が突き出ていること

尾鰭に白色の斑点があればカサゴ

尾鰭が丸っぽいのがムラソイ、角ばっているのがカサゴ

f:id:itsuwalove777:20210104130415j:plain

上の個体はカサゴです。

赤っぽいのはカサゴであるのがほとんどですが、2種類とも環境により体色を変化させるため、体色は決定打になりません。

(水族館で見ると、ムラソイの方が遊泳力が高くメバルのように中層で漂っていることが多く、カサゴは地面に留まっていることが多いです。)

 

クロソイとムラソイの見分け方

この2種類は明確な違いがあり、目と口の間にある棘の本数で判別することができます。

f:id:itsuwalove777:20210104124810j:plain
f:id:itsuwalove777:20210104124508j:plain

クロソイが3本、ムラソイが1〜2本あり、クロソイの方が明確に刺があります。(左がムラソイで右がクロソイです。)

食性は肉食で甲殻類や魚類などを捕食します。

 

和名 ムラソイ
学名 Sebastes pachycephalus pachycephalus
英名 Spotbelly rockfish
スズキ目(Perciformes)
メバル科(Sebastidae)
メバル属(Sebastes)
分布

西部太平洋

生息環境 岩礁

ムラソイは北海道〜宮崎の太平洋側、日本海側沿岸、瀬戸内海、東シナ海〜釜山の太平洋北西部に生息しています。

テトラポットや岩礁など障害物周りで見ることができます。(水位数十cmの環境で見られる事もあります。)

以前はムラソイと名前に付く魚はムラソイ・ホシナシムラソイとオウゴンムラソイ・アカブチムラソイの2種類4亜種に分類されていましたが、現在はムラソイとオウゴンムラソイに再分類されています。

他の根魚と同じように美味しい魚として食用として利用されていますが、ムラソイは流通量が少なくカサゴとして扱われることもあるようです。

堤防近くでも釣れることから他の根魚と一緒に釣りの対象魚になることがあります。

ムラソイを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ムラソイを展示しているJAZA加入の施設は20ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

 

ムラソイと市立室蘭水族館

市立室蘭水族館では本館内にてムラソイを展示しています。(2020年10月時点)

f:id:itsuwalove777:20201221174822j:plain

ムラソイが展示されている水槽では、根魚を多く展示しており、照明が明るいので観察しやすい水槽となっています。

この水槽ではムラソイの他に、トラザメ、シマゾイ、クロソイ、エゾメバル、オウゴンムラソイ、アイナメが展示されています。

ムラソイを展示している施設の一覧

ムラソイを展示しているJAZA加入の施設は20ヵ所です。

小樽水族館 男鹿水族館 加茂水族館
福島海洋科学館 しながわ水族館 八景島シーパラダイス
新潟市水族館 上越水族博物館 東海大海洋博物館
のとじま水族館 越前松島水族館 南知多ビーチランド
碧南水族館 名古屋港水族館 鳥羽水族館
志摩マリンランド 須磨水族園 しまね海洋館
玉野海洋科学館 宮島水族館  

ムラソイは展示されている施設の多い魚ですが、九州の施設では展示されていません。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。