水族館魚図鑑-カリフォルニアシープヘッド(Semicossyphus pulcher)

カリフォルニアシープヘッドは名前の通り、カリフォルニア湾、メキシコ湾等で見られる大型のベラの仲間で「カリフォルニアヒツジベラ」、「カリフォルニアキツネベラ」と呼ばれることもあります。

 

 

カリフォルニアシープヘッドについて!

カリフォルニアシープヘッドは90cm程度に成長するスズキ目ベラ科コブダイ属の魚です。

寿命は20年程度あり、最大で15kgを超える個体もいるようです。

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カリフォルニアシープヘッドは上のように黒色と赤系のツートンカラーで、体の中央部、目の周りが赤くなっています。

上のような見た目になるのはオスの個体だけで、メスの個体は全体的に赤っぽい色をしています。

オスの個体はコブダイと同じように頭部が突き出たような形状をしています。

食性は肉食で甲殻類やウニ・貝を殻ごと噛み砕いて捕食しますが、大きな個体ほど大型の餌を捕食する傾向があります。

他の多くのベラと同じようにメス⇒オスへと性転換します。

カリフォルニアシープヘッドは昼行性で、採餌エリアと居住エリアを行き来します。

 

和名 カリフォルニアシープヘッド
学名 Semicossyphus pulcher
英名 California sheephead
スズキ目(Perciformes)
ベラ科(Labridae)
コブダイ属(Semicossyphus)
分布

東部太平洋

生息環境 岩礁、藻場

カリフォルニアシープヘッドはカリフォルニア州のモントレー湾~バハカリフォルニア湾の岩礁地帯、ケルプで見られます。

単独・群れで行動しています。

現地では食用としても利用される他に、釣りの対象魚となることもあります。

カリフォルニアの沖合での漁業で多く漁獲されていることもあり、生息数の減少が心配されています。

漁業の規定などにより、大型のオスだけが漁獲されることが多いため、残されたメスで一番強い個体がオスへと性転換するため、産卵数が減少していると考えられています。

カリフォルニアシープヘッドを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

カリフォルニアシープヘッドを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみとなっています。

以前、大阪海遊館にて飼育されていたこともあるようです。

カリフォルニアシープヘッドと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園では海藻の林水槽にてカリフォルニアシープヘッドを展示しています。

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葛西臨海水族園のカリフォルニアシープヘッドはカリフォルニアモントレー湾のジャイアントケルプという40mを超える長さにまで成長する植物の林を再現した水槽です。(モントレーベイ水族館と姉妹提携しています。)

展示されている魚のほとんど全てが国内では葛西臨海水族園でしか展示されておらず、珍しい魚を見ることができます。

カリフォルニアシープヘッドは水槽の見えない部分(水槽の底部)を泳いでいることが多いので、見たい場合はじっと張り付いているか時間をずらして観察するのが良いと思います。(メスの個体も展示されています)

 

ここまで

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