水族館魚図鑑-スケトウダラ(Theragra chalcogramma)

スケトウダラはスケソウダラと呼ばれることも多い、細長いタラ目の魚です。

国内では相模湾以北の冷たい海域に生息しており、卵巣がタラコ・明太子、身は かまぼこの原料としても利用されています。

 

 

スケトウダラについて!

スケトウダラは最大70cm程度にまで成長するタラ目タラ科スケトウダラ属の魚です。

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スケトウダラは背中部分が褐色で、腹側は白色になっています。

その間には褐色のまだら模様があり、発達した腹鰭を持ちます。

口ヒゲもありますが、外からはほとんど見えません。

マダラやコマイに似ていますが、口ひげが外部からほとんど見えないことでマダラと、コマイは上顎が下顎よりも突き出る事で見分けることができます。

 

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スケトウダラの名前の由来は諸説あり、タラ漁の際に人手が多く必要なので「助っ人ダラ」というものや、佐渡近海で多く漁獲されたことから佐渡(スケト)鱈ことが由来というものなど、様々な説があります。(現在は漁獲量の多くが北海道です)

産卵期は冬~春で、2年で20cm、5年で40cm程度にまで成長するようです。

食性は肉食で貝類や甲殻類、小型の魚類を食べています。

3年で成熟し、寿命は15年程度だと言われています。

 

和名 スケトウダラ
学名 Theragra chalcogramma
英名 Alaska pollock
タラ目(Gadiformes)
タラ科(Gadidae)
スケトウダラ属(Theragra)
分布

太平洋

生息環境 岩礁

スケトウダラは太平洋で広く見られ、日本北部~韓国沿岸、サハリン、オホーツク海、カムチャッカ半島、ベーリング海、アラスカ湾~カリフォルニア沿岸など冷たい海で見られます。

スケトウダラはタラコ・辛子明太子、かまぼこの原料として使用されており、水産資源として重要な魚です。

産卵期以外は深場で200m~500m程度の深場に多く見られますが、産卵期は浅瀬へと上がってくることがあります。

タラ目の魚の卵巣で作られるタラコ(鱈子)・辛子明太子は多くがスケトウダラの卵巣が使われており、原料の多くを輸入しています。(明太子の原料となるタラの卵巣のうち国内で漁獲されたものは10%程度のようです)

タラコ・明太子の他に、身は かまばこなどの練り物に加工されています。(身が傷むのが早いため加工して出荷されるようです。)

スケトウダラは韓国沿岸でも漁獲され、チャンジャなど韓国料理にも使われています。

漁獲量は乱獲等や漁業場の変化により減少傾向にあります。

スケトウダラを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

スケトウダラを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所となっています。

小樽水族館 登別ニクス 加茂水族館
福島海洋科学館 大洗水族館 新潟市水族館

漁獲量が多い魚ですが、展示している施設は少ないようです…

スケトウダラと大洗水族館 

 大洗水族館では北海道の海水槽にてスケトウダラを展示しています。

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この水槽ではスケトウダラの他にエゾメバルやシマゾイ、ケムシカジカなど北海道で見られる魚が展示されています。

スケトウダラは展示されている魚と比べて特徴的な形をしているので簡単に見分けることができます。

北海道の海水槽は姉妹水族館の室蘭市立水族館から生物交換でやってきた魚が展示されています。

スケトウダラの他にも関東の他の水族館ではあまり見られない魚を展示しているので、大洗水族館を訪れた際は是非観察してみてください。

 

ここまで

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