アルファロ・クルトラトゥスはAlfaro属の中でも知名度の高い種類ですが、日本ではほとんど見られません。
アルファロ・クルトラトゥスについて!
アルファロ・クルトラトゥスは体長6cm程度にまで成長するカダヤシ目カダヤシ科Alfaro属の魚です。
アルファロ・クルトラトゥスは灰色の体色をしており腹部は青色になり、鰭の色は無色透明です。(長年生きた個体は鰭の縁が暗色になるようです。)
地域差があるため、黄色や茶色っぽい個体もいます。
種小名の「cultratus」はラテン語で「ナイフのような」という意味で、尻鰭の形状が由来となっているようです。(英名も同じようです。)
腹鰭の部分にゴノポディウムと呼ばれる交接器があるので、上の個体はオスだと思われます。
若魚は水生昆虫を成魚は水面に落ちた陸上昆虫を主食としています。
和名 | アルファロ・クルトラトゥス |
---|---|
学名 | Alfaro cultratus |
英名 | knife livebearer |
目 | カダヤシ目(Cyprinodontiformes) |
科 | Poeciliidae科(Poeciliidae) |
属 | Alfaro属(Alfaro) |
分布 |
コスタリカ、パナマ、ニカラグア |
生息環境 | 河川 |
アルファロ・クルトラトゥスはコスタリカ、パナマ、ニカラグアの小川や大きな河川の岸近くに生息しています。
現地では表層部で小さな群れを作って生活しています。
日本ではほとんど流通していません。
アルファロ・クルトラトゥスを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アルファロ・クルトラトゥスを展示しているJAZA加入の施設は東山動物園のみとなっています。
アルファロ・クルトラトゥスと東山動物園
東山動物園では世界のメダカ館にてアルファロ・クルトラトゥスを展示しています。(東山動物園ではアルファロ クルトラトゥスという名称で展示されています。)
この水槽では多くのアルファロ・クルトラトゥスが展示されており、水草が生い茂る水槽で展示されています。
世界のメダカ館では世界中のメダカを集めて展示していますが、メダカの他にカダヤシも多くの種類が展示されています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。