マイワシは国内で一般的に見られるイワシの仲間です。
水族館では大型の水槽でサメなどの大型魚と一緒に展示されていたり、イワシの群れだけで展示されていることもあります。
マイワシについて!
マイワシは体長30cm程度にまで成長するニシン目ニシン科マイワシ属の魚です。
マイワシは背側が青緑色、体側は白銀色をしています。
体側には7つの黒色の斑点があります。
マイワシは口を開けながら泳ぐことで、プランクトン等を捕食しています。
新江ノ島水族館の相模湾大水槽で展示されているマイワシの群れ#マイワシ pic.twitter.com/D93JpmM4sl
— 五和@動物系ブログ運営中 (@BfngVpdKPA11in5) 2020年12月6日
マイワシは大きな群れを作り、群れが一つの生きもののように動いて捕食者から身を守っています。
捕食魚は群れに何度も突撃し、群れの形を崩し、はぐれた個体を捕食します。
和名 | マイワシ |
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学名 | Sardinops melanostictus |
英名 | Japanese sardine |
目 | ニシン目(Clupeiformes) |
科 | ニシン科(Clupeidae) |
属 | マイワシ属(Sardinops) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | 沿岸、沖合 |
マイワシは南シナ海~樺太に生息しています。
海面近くで大きな群れを作っている事が多く、季節的な回遊を行う群れが多いです。(一部の群れは回遊を行わず、一定の海域に留まる群れもあります。)
産卵期は地域により異なりますが、12月~7月に行われ(南の方ほど早く行われます。)、メスは数回に分けて数万個の卵をばら撒くように産卵します。
マイワシは食用として利用されており、稚魚は「ちりめんじゃこ」、「煮干し」などに加工され、成魚は塩焼きや煮付けで調理されたり、缶詰や練り製品に加工されることがあります。
マイワシは一時期は200万トン以上が漁獲されていましたが、1990年代半ばから、漁獲量が激減しており2000年代半ばでは10万トン程度にまで減少しました。(2010年以降はやや回復し、近年は30万トン近くが漁獲されています。)
人間だけではなく多くの海の生きものに捕食されており、食物連鎖でも非常に重要な魚です。
マイワシを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
マイワシを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
マイワシと登別マリンパークニクス
登別マリンパークニクスでは銀河水槽という水槽でマイワシを展示しています。
銀河水槽では約1万匹のマイワシを展示しており、グルグルと泳ぐ姿を見る事ができます。
この水槽では一日に何度かパフォーマンスが行われ、上のようにカラフルなライトでライトアップされた水槽の中に餌が投入され、餌を食べるイワシ達を観察することができます。
ライトアップが四季によって変化します。
マイワシとしながわ水族館
しながわ水族館では「群れを作る魚たち」エリアにてマイワシを展示しています。
この水槽では円柱型の水槽で、マイワシのみを展示しており口を開けながら泳ぐマイワシの群れを見ることができます。
この水槽の他に2つの円柱水槽が設置されており、それらの水槽でもネンブツダイやゴンズイ、サクラダイなどの群れを作る魚が展示されています。
マイワシとマリンワールド海の中道
マリンワールド海の中道では外洋大水槽にてマイワシを展示してます。
外洋大水槽は大型のサメやエイ、アジの仲間、ハタの仲間が展示されている水槽で、その中でも水槽全体を覆うようにマイワシの群れが泳いでいます。
幅広い水槽で、高さもあるため展示されている魚を全て探すのに時間がかかりますが、是非探してみてください。
マイワシを展示している施設の一覧
マイワシを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。
登別ニクス | 加茂水族館 | 福島海洋科学館 |
鴨川シーワールド | サンシャイン水族館 | 葛西臨海水族園 |
しながわ水族館 | 八景島シーパラダイス | 新潟市水族館 |
上越水族博物館 | 三津シーパラダイス | 東海大海洋博物館 |
のとじま水族館 | 越前松島水族館 | 南知多ビーチランド |
名古屋港水族館 | 京都水族館 | 鳥羽水族館 |
大阪海遊館 | 須磨水族園 | 姫路水族館 |
しまね海洋館 | 海の中道水族館 |
マイワシは北から南まで様々な施設で展示されていますが、九州では展示施設が少ないです。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。