水族館魚図鑑-ピラニア・ナッテリー(Pygocentrus nattereri)

ピラニア・ナッテリーは国内の水族館・アクアリウムショップで最も一般的に見られるピラニアの仲間です。(ピラニア・ナッテリーが分類されているSerrasalminae科には90種類以上が属しています。)

国内の多くの水族館・動物園で見られる他、綺麗な赤色になることから観賞魚としても人気のある魚です。

 

ピラニア・ナッテリーについて!

ピラニア・ナッテリーは30cm前後まで成長するカラシン目セルラサルムス科の魚です。

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ピラニア・ナッテリーは下顎~腹鰭まで赤く発色します。

体中に小さな銀色の斑点が無数にあり、鰓の後ろには黒色の斑点があります。

肉食で肉をかみ切るために顎が突き出ており、顎の力が強いです。

ピラニアと言えば獰猛なイメージがありますが、基本的には臆病で特に単独の個体は物陰に隠れて出てこないほどのようです。

群れが大きくなるほど凶暴になり、乾季で限られた場所に多くのピラニア・ナッテリーが集まると大きな哺乳類を襲うようになります。

飼育下でも単独で飼育すると非常に憶病なので群れで飼育するのが一般的です。

食性は雑食性で主食は動物や鳥、虫、魚などですが、藻類や果物も食べるようになります。

 

和名 ピラニア・ナッテリー
学名 Pygocentrus nattereri
英名 Red bellied piranha
カラシン目(Characiformes)
セルラサルムス科(Serrasalminae)
Pygocentrus属(Pygocentrus)
分布

アマゾン川、オリノコ川等

生息環境 河川、湖

ピラニア・ナッテリーはアマゾン川やオリノコ川の流域などの南米北部~中部に生息しています。

ピラニア・ナッテリーが属しているカラシン目はピラニアの他に熱帯魚のネオンテトラなどが属しています。

カラシン目は1600種類以上確認されており、魚類の目の中では4番目に大きなグループですが、日本には1種類も分布しておらず、ほとんどがアメリカ大陸で確認されています。

繁殖期は雨期で木の根元に約5,000個の卵を産卵して、オスが精子をかけて10日程度で孵化するようです。

日本では観賞魚として一般的に流通しており、これは東南アジアで養殖された個体が輸入されているようです。

現地では食用・観光資源としても重要な種類で、食用の他に鋭い歯を刃物代わりに使用することもあるようです。

 

東南アジアで養殖された個体が安価で流通しています。

ピラニア・ナッテリーを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ピラニア・ナッテリーを展示しているJAZA加入の施設は30ヵ所となっています。

サンピアザ水族館 千歳水族館 男鹿水族館
福島海洋科学館 那須どうぶつ王国 桐生が丘動物園
足立区生物園 なかがわ水遊園 しながわ水族館
アクアパーク品川 八景島シーパラダイス 上越水族博物館
寺泊水族博物館 下田海中水族館 魚津水族館
越前松島水族館 アクア・トトぎふ 南知多ビーチランド
神戸どうぶつ王国 姫路セントラルパーク 鳥羽水族館
伊勢シーパラダイス 大阪海遊館 須磨水族園
のいち動物公園 しまね海洋館 桂浜水族館
おさかな館 宮島水族館 大分マリーンパレス

国内のJAZA加入の施設で見られるピラニアの仲間はピラニア・ナッテリー、ピラヤピラニア、スポッテッドピラニアの3種類だけです。

アクア・トトぎふではピラニア3種類全種類が展示されています。

 

ピラニア・ナッテリーと足立区生物園

足立区生物園では大温室前のスペースでピラニア・ナッテリーを展示しています。

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あまり大きな水槽ではありませんが、多くのピラニア・ナッテリーが展示されています。

水槽が茶色に濁っていますが、これは生息地が濁っているため現地での水の色に合わせているのだと思われます。(体色の赤色は水の色に合わせているのでクリアな水で飼育すると赤色が出ない場合もあるとか…)

足立区生物園では水の色が濁っているので、少し見にくいですがピラニア・ナッテリーが綺麗に赤色が発色していました。

 

ピラニア・ナッテリーと しながわ水族館

しながわ水族館では珍しい魚たちエリアでピラニア・ナッテリーを展示しています。

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こちらの水槽でも数十匹の群れで展示されています。

上で紹介した同じ都内の足立区生物園と比べても水がクリアで観察しやすいですが、画像を見ると分かる通り赤色の発色は控えめでした。 

しながわ水族館ではアマゾン川に生息しているデンキウナギも展示されているので、是非観察してみてください。

 

ここまで

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