水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-サメ

水族館魚図鑑-ヨシキリザメ(Prionace glauca)

ヨシキリザメは世界中の温帯~熱帯域に分布しているメジロザメの仲間で、外洋を回遊しています。

日本でも漁獲されており、練り製品やフカヒレの原料として利用されています。

飼育が難しい種類で、世界中の水族館が飼育に挑戦していますが、長期飼育できた例は少ないです。(最長記録は仙台うみの杜水族館の873日)

 

 

ヨシキリザメについて!

ヨシキリザメは体長4m以上に成長するメジロザメ目メジロザメ科ヨシキリザメ属の魚です。

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ヨシキリザメは背側が青みがかった灰褐色、腹側は白色になっています。

頭部が長く、スリムな流線形の体型をしています。

英名では「Blue shark 」と呼ばれており、背側の青みがかった体色が由来になっています。(世界一美しいサメとも呼ばれています。)

 

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成魚の個体も細くスマートな体型をしており、外洋を回遊するのに適した体型をしています。

食性は肉食で小型魚類、甲殻類、軟体動物等を捕食しています。

 

和名 ヨシキリザメ
学名 Prionace glauca
英名 Blue shark
メジロザメ目(Carcharhiniformes)
メジロザメ科(Carcharhinidae)
ヨシキリザメ属(Prionace)
分布

世界中の熱帯・温帯

生息環境 岩礁

ヨシキリザメは世界中の温帯~熱帯の海域に生息しており、最も分布域の広いサメの1つです。

日本では太平洋側の沖合で多く見られます。

日本では最も漁獲量が多いサメの仲間で、ヨシキリザメを対象にして漁を行う事は少なく、クロマグロの延縄漁等で混獲される事が多いです。

肉は練り製品の原料として利用され、鰭はフカヒレの原料として利用されます。

日本では食用として利用されているサメのほとんどが気仙沼港で水揚げされています。

飼育の難しい種類で、世界中で長期飼育を目指して飼育されますが、1年以上飼育された例は稀です。

仙台うみの杜水族館では2018年7月27日~2020年12月15日の長期飼育に成功し、873日の飼育記録は世界最長記録です。

ヨシキリザメは外洋に生息していますが、人間に危害を与える危険性のあるサメで、日本でも数件の被害例があります。

ヨシキリザメを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2021年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ヨシキリザメを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみとなっています。

食用として利用されているサメのほとんどを水揚げしている気仙沼港の近くにある仙台うみの杜水族館ではヨシキリザメを展示している事が多いです。(2021年3月時点では飼育していません。)

ヨシキリザメと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園では大洋の航海者水槽にてヨシキリザメを展示しています。

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この水槽ではクロマグロと一緒にヨシキリザメを展示しており、水槽の底部を泳いでいる事がほとんどです。

2020年の6月に2個体を搬入して飼育しており、50cm程度の小型の個体が展示されています。

葛西臨海水族園では仙台うみの杜水族館に抜かれるまでは国内におけるヨシキリザメの長期飼育記録(246日)を保持していました。

クロマグロの餌を与えるイベント時にはクロマグロが逃した餌をこっそり食べる姿も見ることができます。

 

ここまで

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