水族館魚図鑑-マツカサウオ(Monocentris japonica)

マツカサウオは固い鱗を持つ魚として知られており、体にある網状の模様が松ぼっくりの傘のように見えることが名前の由来になっています。

鎧を着ているようにも見える事からヨロイウオと呼ばれることもあります。

 

 

マツカサウオについて!

マツカサウオは15cm程度にまで成長するキンメダイ目マツカサウオ科マツカサウオ属の魚です。

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マツカサウオは黄褐色の体色をしており、大きな鱗が特徴です。

鱗は非常に硬く、鱗の後方には棘がついており、背鰭や腹鰭にも棘があり外敵からの防御手段となっています。

全身を固い鱗で守っている代わりに、体が硬く動きは緩慢です。

 

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マツカサウオは夜行性で日中は岩の隙間などに身を隠していますが、夜になると活動を開始し、甲殻類等を捕食します。 

マツカサウオは下顎の先端部分に発光バクテリアが存在し、青白い弱い光を発光することができます。

この光で餌となる生き物をおびき寄せてから捕食すると考えられています。

 

和名 マツカサウオ
学名 Monocentris japonica
英名 pinecone fish、Pinapple fish、Armor Fish
キンメダイ目(Beryciformes)
マツカサウオ科(Monocentridae)
マツカサウオ属(Monocentris)
分布

インド洋~西部太平洋

生息環境 岩礁

マツカサウオはインド洋~西部太平洋に生息しており、国内では南日本で見られます。

水深30m~120mで見られますが、幼魚は更に浅い水深で見られることもあります。

英語では「 pinecone fish」(=まつぼっくりのような魚)、「Pinapple fish」(=パイナップルのような魚)、「Armor Fish」(=鎧を持つ魚)などと呼ばれています。

マツカサウオは固い鱗を持つ事で有名ですが、発光器を持ち発光することができる魚としても知られています。

1914年に魚津水族館が停電した際に発光しているのが偶然発見されました。

マツカサウオ属は世界中で3種類が確認されていますが、国内では本種のみが確認されています。(他2種類は生態も良く分かっていないようです。)

マツカサウオは水族館で展示される他に、食用として利用されることもあります。(一部の地域では魔除けとしても利用されています。)

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包丁も通らないほど鱗が固く調理が大変ですが、味は良いようです。(鱗には棘があるので注意が必要です。)

私が子供の頃に近所のおじさんが釣ってきた魚を水槽で飼っていたのですが、野外で飼育されても長く生きていたので飼育は難しくないのかもしれません。

マツカサウオを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

マツカサウオを展示しているJAZA加入の施設は35ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

マツカサウオとアクアパーク品川 

アクアパーク品川ではマジカルグラウンドエリアにてマツカサウオを展示しています。

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このエリアでは小さな水槽に分けて魚が展示されており、変化する光のアートと音楽と一緒に楽しむことができます。

上のような大きさの水槽がいくつか並んでおり、近くで魚を見ることができるので観察しやすいですが、派手な光の演出があるので魚によっては本来の色とは異なる場合があります。(とても綺麗なのは間違いないです!)

 

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上のように光の演出が派手なエリアなので、魚を見るだけではなく光の演出も楽しむことができるエリアになっています。

マツカサウオを展示している水族館の一覧

マツカサウオを展示しているJAZA加入の施設は35ヵ所です。

小樽水族館 登別ニクス 男鹿水族館
加茂水族館 福島海洋科学館 鴨川シーワールド
葛西臨海水族園 八景島シーパラダイス 新潟市水族館
上越水族博物館 寺泊水族博物館 三津シーパラダイス
東海大海洋博物館 のとじま水族館 越前松島水族館
南知多ビーチランド 碧南水族館 名古屋港水族館
宮津水族館 京都水族館 鳥羽水族館
志摩マリンランド 串本海中公園 NIFREL
須磨水族園 城崎マリンワールド しまね海洋館
玉野海洋博物館 桂浜水族館 足摺海洋館
宮島水族館 ペンギン水族館 大分マリーンパレス
かごしま水族館 美ら海水族館  

マツカサウオは全国各地の水族館で展示されており、JAZA加入の施設のうち半分以上の施設で展示されています。

マツカサウオ属は世界で3種類しか確認されておらず、国内の水族館で展示されている種類は本種のみです。

キンメダイ科の魚の中でも展示施設が多い魚です。

 

ここまで

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